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:: 2021/1/25 月曜日::

■[漫画]17年前のクレイジーサイコ女騎士「電波的な彼女」1巻

電波的な彼女1巻電波的な彼女1巻
出版社:集英社
原作者名:片山憲太郎
作者名:平岡滉史
作者twitter:平岡滉史さん(@mememe119119) / Twitter
紙書籍通販:電波的な彼女 (1)
DMM電子書籍:電波的な彼女 (1)

電波的な彼女2巻電波的な彼女2巻
出版社:集英社
原作者名:片山憲太郎
作者名:平岡滉史
作者twitter:平岡滉史さん(@mememe119119) / Twitter
紙書籍通販:電波的な彼女 (2)
DMM電子書籍:電波的な彼女 (2)

家庭環境の影響で不良な生き方をしている柔沢ジュウ。
日々を退屈に過ごしていると、ある日いきなり堕花雨という少女に忠誠を誓われる。

前世の絆とか電波なことを言いだして付きまとう雨に辟易するジュウだが、
あることをキッカケに受け入れることになり…

17年前の作品が今更コミカライズというのには驚きましたが、
当時ハマった作品なだけに感慨深さと色褪せぬ面白さへの感動はあります。
ただ、令和のご時世に「電波系」という言葉がどこまで通じるかですね…
90年代後半からは「雫」というエロゲの影響でオタク界隈ではわりと一般的な用語だったんじゃよ…

原作を読んだのが17年前なので流石に記憶があやふやなところがあるので、
コミカライズ版ではわりと新鮮に読めることがメリットと言えばメリットかもしれません。
しかし、掲載誌がウルトラジャンプということから予想はしていましたが、
グロ描写に関してはわりと直球で描かれていましたね…
記憶があやふやな所にサブヒロインの撲殺描写は中々にインパクトがありました…
性癖にスポポビッチがない方にはキツいと思われます。

1,2巻同時発売ですが、これは原作1巻に相当しますね。
1巻までは雨とジュウの関係の始まりと連続殺人事件の話の起。
2巻では連続殺人事件の承転結が描かれているので、
読む時は1,2巻を一気に読むことをお勧めします。

それにしても改めて読んで思ったんですが、この作品にはまともなヒロインがいませんよね。
いるにはいるけれど、まともなヒロインほど死んでしまうというか。
令和な時代にそぐう内容かと言われれば疑問符がつきますが、
原作が好きだった人にはお勧めできる内容だと思います。

原作の続きが読める可能性にワンチャンかけたいところですが、
「紅」もアレだったし、期待できそうにないかなぁ…

:: 2015/1/3 土曜日::

■[ラノベ]6年半ぶりの新刊「紅 ~歪空の姫~」

紅 ~歪空の姫~ (ダッシュエックス文庫)
著者/訳者:片山 憲太郎
出版社:集英社( 2014-12-19 )
絵師サイト:SOYBEAN

Kindle版:
Kindle版:紅 ギロチン
Kindle版:紅 醜悪祭(上)
Kindle版:紅 醜悪祭(下)

正直、この作品の続刊が出ることは絶望視してました。
アニメ化するも原作クラッシャーで、そのせいか醜悪祭の下巻のあの有様。
これはもう作者の片山憲太郎さんは筆を折ったのでは…
と思っていたのですが、スーパーダッシュ文庫がダッシュエックス文庫として再始動するのを機に、
ちゃんと続きが出るとはなぁ…
醜悪祭のこともあったしこの新刊を読むまで楽しめるか不安でしたが、
読んでたらそんな不安が吹っ飛びシンプルに面白くて一気に読み進めてました。

星噛絶奈との戦いは引き分けに終わり、悪宇商会とは休戦状態になり平穏な日々が戻ってきたと思いきや、
世界は変わらず凶悪事件が蔓延り、駆け出しとは言え揉め事処理屋の真九郎は騒乱に巻き込まれることに。
今度は冤罪に苦しむ少女を救うという依頼と同時に、
裏十三家筆頭と言われる歪空の息女である歪空魅空にお見合いを申し込まれるも、
実はその二つが連動しており…、という展開。

歪空魅空の「紅」世界らしい狂った感性と思考回路に懐かしいと感じてしまいましたが、
それ以上に真九郎のモテモテっぷりに懐かしさを感じました。(笑
銀子と夕乃さんが溺愛するのはもちろん、紫も魅空に対抗してポニテ&スカート姿を見せたり、
お互いの思惑はともあれ、崩月、星噛、歪空の令嬢たちが真九郎を取り合って一触即発とか、
流石は真九郎だな、と。
あ、忘れちゃいけない、切彦ちゃんにもモテモテでしたね!

真九郎が巻き込まれた空港爆破テロへの糸口が見付かり、
この物語の大きな軸が見えてきた気がするんだけど…
このままちゃんと続きが出てくれるのかが心配です。
やっぱり面白い作品だと思うので、このまま完結まで頑張って欲しいです。
そして電波的な彼女の続きも何卒よろしくお願いします…!

:: 2012/8/8 水曜日::

■[漫画]決戦、そして騒がしくも楽しい日常へ「紅 kure-nai」10巻

紅 kure-nai 10 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:山本 ヤマト
出版社:集英社( 2012-08-03 )
コミック ( 196 ページ )
作者サイト:SOYBEAN

ギロチン編では原作から改変した所も多く、京都編のエピソード追加もあったことだし、
未完で止まったままの原作と違ってこのコミカライズ版「紅 kure-nai」は、
もう少し続くかと思ってたのですが…
原作エピソードを全て消化し、この10巻で惜しむらくも完結となりました。

原作3巻の醜悪祭編の内容を大筋はなぞっていますが、瀬川姉妹が出て来なかったり、
リンさんが生きてるし、切彦ちゃんが話に絡んできたりと原作から割りと変更されています。
とはいえ、原作の魅力である瀕死な真紅郎も紫によって元気100倍的なロリパワーは健在ですし、
悪宇商会トップの星噛絶奈とのバトルも豪快で、迫力はむしろコミカライズ版の方があったかと。

銀子、夕乃さん、紫、それに切彦ちゃんと多くのヒロインとフラグを立てながら、
結局誰を選んだか明確にしていないのは少々ヤキモキしたりしますが、
可能性を残していると考えると、やはりこれで良かったのかも、と思います。
ちなみに私はどのヒロインも好きですが、あえて選ぶなら銀子かな、と。

原作は人気があったのに残念なことになってしまいましたが、
コミカライズ版は作者側的にも読者的にも幸せなモノだったのではないでしょうか。
山本ヤマトさんの画力を活かしながら、漫画としても面白い見せ方でしたし、
何より紫が可愛いくて素晴らしかったです。
お疲れ様です、ありがとうございました。

:: 2012/3/5 月曜日::

■[漫画]京都編の終わり、そして原作3巻のエピソードへ…「紅 kure-nai」9巻

紅 kure-nai 9 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:山本 ヤマト
出版社:集英社( 2012-03-02 )
コミック ( 188 ページ )
作者サイト:SOYBEAN

やっぱり何度見ても「山本ヤマトさんのイラストって本当に美麗だなぁ」と思う紅9巻。
その絵の美麗さだけでも圧巻の一言なのに、
集英社の手厚い漫画態勢のお陰で漫画としてもしっかりと読める内容になっているので、
本当に良いコミカライズ作品だと思うのですが…
その…、原作の続きが出ないのが… うん…

その原作の合間を縫う形で作りあげられたのが京都編。
銀子の頼みで京都に来たら行方知れずになっていた切彦の影が見え、
友だちとして捨て置けない紫だけど、京都を守護する一柱である朱雀神の当主である碓氷と似ていることから、
トラブルに巻き込まれて…

という訳で京都編な訳なんですけど、今回は原作にないエピソードなだけに新鮮さがありましたね。
切彦ちゃんもヒロインとして復帰することが出来たし、銀子も可愛い所を見せてくれたし良い話でした。
銀子といえば醜悪祭導入部の話で見事なまでの全裸を見せてくれてましたが、
やはりそこは山本ヤマトさんの絵だけあって最高の全裸でしたね!
夕乃さんも良いけど銀子も捨てがたいんだよなぁ、ホント。
これで切彦ちゃんも加わるんだから困ったもんです。(にやけた笑顔

そういえば切彦ちゃんのヒロイン復帰と共に原作と違って生きているリンさんですが、
リンさんもまさかハプニングスケベなイベントを見せることになるとは…
普段からクールで武人なリンさんなだけにギャップ萌えがありましたね!
いやはや、これからも生き延びて欲しい所なんですが…
醜悪祭は色々とアレな展開のオンパレードだからなぁ。
大丈夫なのかしら。

:: 2011/11/13 日曜日::

■[漫画]京の守護者たち「紅 kure-nai」8巻

紅 kure-nai 8 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:山本 ヤマト
出版社:集英社( 2011-11-04 )
コミック ( 188 ページ )
作者サイト:SOYBEAN

紅の8巻に突入、ということなのですがここから原作から完全に分岐。
そもそも切彦ちゃんとの戦いに紫が介入してきたというのもそうですが、
リンさんが首チョンパされてないというのも大きな変化かと。
原作だとサックリ死んだからこその原作の持ち味というのがありましたが、
漫画版だとそれとは違った面白さを追求しているみたいですね。

という訳でこの8巻からは京都に舞台を移しての話。
失踪した切彦ちゃんにも興味がありますが、まずは久しぶりの銀子がメイン。
伝説的な情報屋の祖父の足跡を訪ねて表御三家と裏十三家の影響を遮断する、
西四門家が支配する地、京都での真九郎一行が出会ったのは切彦ちゃんの消息を知る、
朱雀神家の跡取り、碓氷ちゃんで…

いやー、まさか紫のそっくりさんが出てくるとは思いませんでしたよ!
しかも性格と性別が正反対ときたもんだ!
紫のif的な展開を擬似的に楽しむと言いましょうかね。
碓氷ちゃん可愛いよペロペロ。(ぉ

しかし今回一番可愛かったのはさりげに銀子ではないでしょうか。
山本ヤマトさんが描く銀子は制服の立ち姿だけで十分可愛いですけど、
真九郎に手を握られてドキドキしている顔は更に可愛いんですよね!
鈍感なロリコン相手に大変でしょうけど、頑張れ銀子!
夕乃さんと紫は強敵だ!

:: 2011/6/12 日曜日::

■[漫画]斬島切彦編クライマックス!「紅 kure-nai」7巻

紅 kure-nai 7 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:山本 ヤマト
出版社:集英社( 2011-06-03 )
コミック ( 188 ページ )
作者サイト:SOYBEAN

原作では2冊目だった「ギロチン」編が漫画版では7冊目にしてやっとクライマックス!
話の大筋自体は原作と変わってないのですが、細部で色々と変わっているし、
何より終わり方がより綺麗に、そして感動的になっているのが一番の違いと言って良いでしょう。
具体的に言うと切彦ちゃんマジ良い子。

真九郎と同じ空港爆破テロに巻き込まれ両親を失っただけでなく、
自分のエゴにまみれた本心を痛感してしまった理津が辿り着いた悲しい結末。
そこで巻き起こる紫と切彦ちゃん、二人の友だちの間での葛藤。
そして紫からの助けを求める声で覚醒する真九郎はやはり主人公でありロリコンでした。

刃物を向けられても怒声をあびせられても頑なに切彦ちゃんを信じ続け、
揺るぐことのない純粋で苛烈な瞳を持つ紫は小さくてもカリスマの塊でしたね。
また、切彦ちゃんの殺害シーンを全面カットすることでヒロイン性を高めた上に、
ラストでの泣き顔と笑顔は反則級でした。

そういえばリンさんも切彦ちゃんと切り結ぶ理由も剣士のソレとしてではなく、
あくまで主である紫の為、という所も変わってましたね。
真九郎ハーレムフラグを維持したまま、何とか生き残ったみたいだし、
切彦ちゃんともども今後の再登場に期待したいトコですね。

何しろ原作では両腕切断の上、首チョンパだもんなぁ…
いやー、ホント生き残ってくれて良かったよ…

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