本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2021/11/2 火曜日::

■[ラノベ]2期に合わせて2年半ぶりに開店「異世界食堂」6巻

異世界食堂6巻異世界食堂6巻
出版社:主婦の友社
作者名:犬塚惇平
作者サイト:犬塚惇平(犬派店主)
絵師名:エナミカツミ
絵師twitter:エナミカツミさん(@enonami) / Twitter
Web版:異世界食堂
紙書籍通販:異世界食堂 6
Kindle版まとめ買い:異世界食堂
DMM電子書籍:異世界食堂 6

アニメの第2期が始まるのに合わせての刊行だとは思いますが、
実に2年半ぶりの新刊ということで懐かしさが大きいです。

相変わらず読めば読むほどお腹が減ってしまうのが困りものですね。
深夜のコンビニにスイートポテトを買いに行き、
結果としてお腹の脂肪となりはててしまいましたが、
これはもう仕方ないと思うのです…

6巻で初登場となった早希ちゃんですが、Web版では出ていたので「やっと」という感がありますね。
書籍版ではこのまま出ないままかと思っていたのでちょっとびっくりです。
Web版ではクロがウェイトレスではなく書籍版では早希ちゃんの登場が遅かったので、
細かいところに齟齬が出ちゃってましたが、そこはスルーした方が良いのかもしれない…w

今回収録の中で好きなのは「ホイル焼き」ですね。
貧乏な木こりのヘルマンとエレンの一家が迷子の王子様を保護して、
乏しい中で「ねこや」で美味しい食事を振る舞うという人情噺が琴線に触れるんですよね…
「モンブランプリン」でのヴィクトリアと幼馴染のロレッタの話も好きですね。
長年会ってなかったけど、すぐに元通りになる、というのもツボなのです。

好きな作品だし、話のストックもあるとは思うのですが…
7巻が出るのはまた2年後とかなのかもしれませんね。
のんびり待ちたいと思います。

:: 2019/4/7 日曜日::

■[ラノベ]少しずつの変化「異世界食堂」5巻

異世界食堂5巻異世界食堂5巻
出版社:主婦の友社
作者名:犬塚惇平
作者サイト:犬塚惇平(犬派店主)
絵師名:エナミカツミ
絵師twitter:エナミカツミ (@enonami) | Twitter
Web版:異世界食堂
Kindle版:異世界食堂 5
Kindle版まとめ買い:異世界食堂

とても久しぶりの「異世界食堂」新刊ですね。
巻末にはTVアニメのBD/DVD特典も収録されているお徳な内容になってまして、
Web版とも色々と差異があるのでWeb版読者としても新鮮味があります。

この物語も5冊目ということでそこそこ長くなってきたので、
登場人物も増えるだけでなく、同じ人が出てくるんですけど、
異世界食堂の縁で仲良くなったりする人も出てきてて、
そういうのはとても微笑ましく思えるんですよね。

店主さんも祖母からマスターキーをを貰ったことで、
ドヨウの日には異世界語で扉に看板を出すことで新しいお客さんが来たり、
異世界に歩み寄ろうとしているんですよね。
少しずつ変化しているのも面白さの一つだと思います。

それにしても読んでると本当にお腹が減ってきますね。
私は最近ダイエットをしているんですけど、
無性にチョコパフェを食べたくなって困りましたね…!
アーデルハイドさん、とても美味しそうに食べるんだもの…!

他にもテリヤキバーガーとか揚げ出し豆腐とか、
オイルサーディンとかも想像しただけで口の中に涎が溢れてきて、
本当に胃袋を刺激しまくりですよ。
この作品はダイエット中に読むもんではないな、と改めて思った次第であります。

:: 2017/7/8 土曜日::

■[ラノベ]始まりとこれから「異世界食堂」4巻

異世界食堂4巻異世界食堂4巻
出版社:主婦の友社
作者名:犬塚惇平
作者サイト:犬塚惇平(犬派店主)
絵師名:エナミカツミ
絵師twitter:エナミカツミ (@enonami) on Twitter
Web版:異世界食堂
Kindle版:異世界食堂 4
Kindle版まとめ買い:異世界食堂
DMM電子書籍:異世界食堂 4

遂にアニメが始まりましたね。
てっきり5分アニメかと思ってたんですが、がっつりアニメしてましたね。
しかも料理がとても美味しそうで、お腹が減っている時に見るもんじゃないな…
と思い知らされました。(笑

原作の方も美味しそうな料理の数々が出てきますが、
この4巻ではそういった描写以外にも面白さが宿ってましたね。
特にプロローグとエピローグは際立ってましたね。
異世界食堂としてのねこやの成り立ちがわかるというのもそうでしたが、
無骨な先代店主のラブロマンスというのが良かったです。

それと現店主が子供の頃に掘った男爵いもが帝国に渡ったお陰で、
帝国で男爵いもが定着したというエピソードも面白かったですね。(笑
元々ダンシャクと呼ばれていたことから関わりがあるとは思ってましたが、
まさかこんなエピソードがあったとは…

あと、ハーフエルフの王族であるヴィクトリアと、
その甥と姪の双子のエピソードがとてもツボでした。
やはり私は子供が子供らしく美味しいものを夢中になって食べるのに弱いみたいです。
5巻でも子供が出てくるエピソードがあると良いなぁ…

Web原作とは少しずつ変わっているのでちょっと予想できないので、楽しみです。

:: 2016/10/12 水曜日::

■[ラノベ]メディアミックス進行中「異世界食堂」3巻

異世界食堂 3 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:犬塚 惇平
出版社:主婦の友社( 2016-09-30 )

作者サイト:犬塚惇平(犬派店主)
絵師サイト:エナミカツミ ウェブサイト
絵師twitter:エナミカツミ(@enonami)さん | Twitter

アニメ化企画が進行中ということですが、
「ナイツ&マジック」といい、最近のヒーロー文庫はメディアミックス化の勢いが凄いですね。
コミカライズも始まるみたいだしこれから盛り上がりそうですね。
しかしヤングガンガンはコミカライズが増えるなぁ…

約1年ぶりの新刊です。
Web版のストックがあるのに何故1年も間隔が空いたのか不思議でしたが、
中身を読んで納得しましたよ。
Web版から大きく改稿したり、書き下ろされてもいるんですね。
これなら納得です。

Web版から改稿された箇所は表紙に出ている見た目がエルフなウェイトレスです。
全裸で登場するところは一緒なんですけど、
赤の覇王に奢られる展開から、ネコヤで働くようになっててびっくりです。
でもまぁ、見栄え的にも余裕でクリアできるレベルだし、
こっちの方が出番が増えてアリかなぁ、と思う次第であります。

そんな風に改稿もされてますが、Web版そのままの話もあり、
特に「バースデーケーキ」は私がWeb版でかなり好きな短編なだけに、
それが載ってたのは嬉しかったですね。
2巻で出た木こり一家の話なんですが、
やっぱり普段は豊かと言えない生活をしている一家が、
特別な日に奮発して、恋い焦がれた料理を食べるというのは最高ですよ。
ちょっと涙腺も刺激されちゃいますよ。
9歳になったボナちゃんが自分のためのバースデーケーキが目の前に来た時の感動は、
読んでるこっちまで伝わってくるようでした。

Web版から掲載順が変わってたりしてますが、
1冊にまとめることを考えるとこれが丁度良いかな、と思います。
現在の店主と、先代の店主の話が混在しているので、
初見の人は戸惑うかもしれませんが、これはこれで一つの味なのかな、と。

しかしアニメ化かー…
1話あたりの短さを考えると5分アニメかな…
ただ、深夜だけは勘弁して欲しいかな!
夜食テロ的な意味で!(笑

:: 2015/8/2 日曜日::

■[ラノベ]異世界の住人による地球グルメdiary「異世界食堂」2巻

異世界食堂 2 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:犬塚 惇平
出版社:主婦の友社( 2015-07-29 )

作者サイト:犬塚惇平(犬派店主)
絵師サイト:エナミカツミ ウェブサイト
絵師twitter:エナミカツミ(@enonami)さん | Twitter

昨今話題になっているライトノベル×グルメものですが、
その一角を担っている「異世界食堂」の2巻が発売になりました。
グルメものであり、ラブコメ要素がほぼ無いという異色の作品ですが、
それ故なのか近所の本屋では文芸エリアで平積みされてました。
面白い売り方されるものだなぁ。

1巻の終盤で出てきた新人ウエイトレスのアレッタが表紙です。
2巻では彼女を雇うことで物語に新たな広がりを見せてくれます。
シャワーや石鹸に驚くところも初々しいし、
何よりまかないで出てくる珍しいメニューが多彩で面白いんですよね。
店主の中華料理店での修行時代のメニューが出てきたりと、
洋食のしばりが無いというのが多彩さの理由の一つですね。

もちろん料理がこの作品の面白さの根幹を為しているのは変わりません。
納豆スパを好むエルフと、納豆ご飯を発想する若いエルフだとか、
生魚が好きなセイレーンたちにぴったりのカルパッチョ。
一流の商会令嬢も驚くクッキーアソート。
出身地がバラバラな冒険者たちの故郷の味を楽しめるオードブル。
どれをとっても面白いです。

その中でも一番好きなのはきこり一家のエピソード「ハムカツ」ですね。
「ねこや」での食事が月に一度の贅沢というところが、
自分が子供の頃に食べたデパートでの食事を彷彿とさせるんですよねー…
決して他の客のように経済的に豊かではないんだけど、
それ故に食事を心の底から楽しんでいるのがわかるから微笑ましいんですよね。
このエピソードは昭和テイストがすると思います。

それとお客同士の交流もまた心温まります。
「ねこや」で出会った王子と王女の初々しいラブコメだとか、
フェアリーの女王とハーフエルフのヴィクトリア女王の遊戯だとか、
東と西の大陸に住む少女たちの「ねこや」での交流だとか、
「ねこや」を介した人間ドラマも面白さの一つなんですよね。

色々な面白さが詰め合わされた良いグルメものです。
一風変わった作品ではありますが、面白いので是非読んで欲しいですね。

:: 2015/3/2 月曜日::

■[ラノベ]読めば読むほど涎が溢れる「異世界食堂」1巻

異世界食堂 1 (ヒーロー文庫)
著者/訳者:犬塚 惇平
出版社:主婦の友社( 2015-02-28 )

作者サイト:犬塚惇平(犬派店主)
絵師サイト:エナミカツミ ウェブサイト
絵師twitter:エナミカツミ(@enonami)さん | Twitter

オフィス街に程近い場所にある商店街の3階建てビルの地下一階にある「洋食のねこや」
五十年前からやっている洋食屋で、洋食という名前以上にメニューは多彩。
客が殆ど居なくなる土日が休みだけど、土曜日が定休日なのは実は表向きだけ。
土曜日は特別なお客様を迎え入れるために中年の店主一人だけ切り盛りする特別営業日。
その特別なお客様たちからは「ねこや」ではなく「異世界食堂」と呼ばれていて…

昨今怒涛の勢いで書籍化される「小説家になろう」の中でも、
常にベスト10に入りながらも何故か書籍化されずに不思議に思われていた「異世界食堂
正に待望という言葉がぴったりの書籍化がなされ、ヒーロー文庫から発売されました。
いやはやめでたい。

エルフ、ドワーフ、リザードマンにハーフリングと人間以外の客が多数訪れ、
異世界日本の洗練された料理の美味しさに驚くという設定の妙。
また、客の一人ひとりにドラマがあり、それが繋がっていく物語の面白さ。
更に、一話ずつ読んでいくと次第に異世界の設定が解っていく構成の巧みさ。
そして何より、料理を食べているシーンの描写が本当に美味しそうなんですよ!
しかも書籍化に伴い挿し絵が付いたことで、より一層食欲を刺激してくるから困る!

例えば、あるベジタリアンなエルフ向けには豆腐ステーキ
例えば、ある駆け出し猟師が初の獲物の一角猪の肉で作ったポークジンジャー
例えば、手の平サイズの小人のリリパットたちが群がるホットケーキ
本当に読めば読むほどに涎が口中に滲み出てくるんですよ!
深夜に読むことはお勧めできません。(笑

それに登場人物たちのドラマも面白いんですよね。
病気で寂しく療養している皇女が祖父に連れられて幼い頃に食べたチョコパフェの話だったり、
無人島に漂着し、ねこやでカレーライスを食べることを生き甲斐に20年間生き延びた将軍だったり、
異世界食堂で見掛けて皇女に惚れてしまった砂漠の国の王太子だったり、
どのエピソードもキャラクターのバックボーンが感じられて面白いです。

あと、書籍版にはプロローグと書き下ろしエピローグ「豚の角煮」が収録されています。
プロローグのお陰で世界観が判りやすくなってるし、
エピローグの豚の角煮も店主のキャラクターを掘り下げてくれて良い仕事してくれてますので、
Web版のファンの人は是非読んで欲しいです。

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