本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2010/11/3 水曜日::

■[ラノベ]羽川翼の失恋「猫物語(白)」

猫物語 (白) (講談社BOX)
著者/訳者:西尾 維新
出版社:講談社( 2010-10-27 )
単行本(ソフトカバー) ( 308 ページ )
絵師サイト:青 春 電 繪 物 語 – 無名小站

○○が可愛すぎて生きるのが辛い。

そんな慣用句(?)が使われ始めて久しいですが、
恥ずかしながらワタクシいくら何でもそんなことないだろうと高を括っていたのですが…、
すみません、今メチャクチャ羽川が可愛すぎて生きるのが辛いです…!

もうね、他の漫画とかラノベを読んでも気が付いたら羽川のことばかり考えてるの。
羽川と戦場ヶ原が一緒にシャワーを浴びて洗いっこしてる所とかどんなのかなー、とか、
羽川が100均で買ったスエット姿ってどんなのだったのかなー、とか、
そんな益体のないことを悶々と考えてしまうのは序の口で、
羽川が人間的に成長…、もとい人間に成ることに対する複雑な思いを抱いたり、
ラストで子供のように泣いてしまう羽川を想像するだけで涙が出てきちゃうんですよ。
ホントどうしよう。

傷物語から続いてきた羽川の一連の物語もここで区切りが付いたんだな、
これで羽川は一人の人間として前に進めるんだな、という感慨を抱きつつも、
羽川の物語はこれでもう終わっちゃうのかな、と思うと寂しさが半端無く胸に押し寄せてくるんですよ。
叶うならば羽川のことをもっと知りたいし、付き合っていきたい。
でも、もうそれも叶わないかも知れないんだよなぁ…

今回の物語は羽川視点で語られる羽川が一人称だっただけに、
全体を通して読むと、あぁ、本当に羽川が阿良々木くんのことが好きなんだなぁ…
ということが良く判り、また、羽川が何を考えているのかも感じられて、
胸がいっぱいになるくらいの感動が…
あぁ、この胸のうちをどうやって表現すれば良いのか私の知識では判らないよ!

本当に羽川が羽川で羽川だから羽川なんですよ!
あぁ…、羽川が可愛すぎて生きるのが辛い…

:: 2010/8/2 月曜日::

■[ラノベ]ヒュー! 妹パンツ最高ーっ!「猫物語 (黒)」

猫物語 (黒) (講談社BOX)
著者/訳者:西尾 維新
出版社:講談社( 2010-07-29 )
単行本(ソフトカバー) ( 324 ページ )
絵師サイト:青 春 電 繪 物 語 – 無名小站

冒頭から80ページ近くが萌える義妹、月火ちゃんとのメタを含めたダメトークという、
何とも物語シリーズらしいくだらなさっぷりなんですが、それがまたクセになる面白さ。(笑
まずシチュエーションからして二人とも下着姿で、しかもお互い正座とかどんだけなんだと。
しかもパンツの色に対してディスカッションとかこの兄妹マジで変態だな!
まぁ、阿良々木くんとその妹だから当然なんだけど!

そして中盤以降は満を持してのGWに羽川の身に起こった障り猫の怪異の話へ。
今まで散々匂わされてきた羽川に纏わるアレコレがつまびらかになったんだけど…
序盤での月火ちゃんとの軽快なノリとは一転して凹む話やで、ホント…
とはいえ、どんな時でも一気に話のノリを覆す阿良々木くんは健在でしたが。(笑

私は予てより羽川大好きな人ですので、どうしても羽川の不遇に同情してしまうのですが、
忍野が言った通り、羽川にストレスを与えていた両親も不幸だったというのは理解できます。
異常すぎる善性を持ち、異常なのに普通に振る舞おうとし、それを完遂できてしまう羽川が、
15年間も傍に居る、というのは本当に普通の人にはかなりのプレッシャーでしょう。
でも羽川が羽川であるのはもうどうしようもないので、全てが仕方がない不幸で…
それをそのまま肯定しちゃえる阿良々木くんはやっぱり凄いんだと思います。

しかし阿良々木くんの羽川への想いは月火ちゃんへの恋愛相談とか、
障り猫の騒動で阿良々木くん内部では落ち着いたみたいですが、
何というか、今まで耐性が無かっただけに恋をすっ飛ばして愛に飛んだ感じがしますね。
それが羽川にとっての一番の不幸だったような気がします。

羽川は全ての物語で出てきており、作者に愛されてるのが丸わかりなんだけど、
でも一番報われてなさそうなのがなぁ…
まぁ、そんな羽川だからこそより好きになっちゃうんですが!
猫物語 (白)とキャラ単体の本が2冊でるという優遇っぷりだし、
後に発売される予定の傾物語、花物語、囮物語、鬼物語、恋物語にも出るだろうし、
羽川に関してはまだまだ楽しめそうです。

当面は映像化が決定した傷物語が楽しみですね!
具体的には春休みの体育倉庫が!(笑

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