■[漫画]乙女の笑顔「笑うあげは」4巻
笑うあげは4巻
出版社:竹書房
作者名:田中ユタカ
作者twitter:田中ユタカ (@tanakayutak) | Twitter
Kindle版:笑うあげは (4)
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盲目の美人雀士のあげはさんの物語もこの4巻で完結です。
麻雀漫画誌で連載し、実際に麻雀をしているんですけど、
その面白さは麻雀好き以外にも刺さる内容でしたね。
いえ、私は麻雀好きではあるんですけどね。
多分、麻雀わからなくても面白さは伝わると思いますよ。
今回ね、私が一番刺さったのは東の恩師が出てきた回ですね。
東の人生において転換点となった恩師が、
かつての熱さを失い、しょぼくれた初老になっていたのを、
今度は逆に東の方から熱さを伝えて恩師が奮起する展開は熱いですよ…!
私も先日同窓会でかつての恩師に会ったからわかるんですが、
生徒にとっては一人の先生だけど、
先生にとっては毎年数百人いる生徒の一人であり、
しかもそれが何年も続くわけですからね。
東のことを覚えているだけで凄いですよ。
それだけ、情熱を持って教職に就いていたんだな、と。
だから東は今の性格となり、今度は逆に生徒一丸となって恩師を助けようとするんだな、と。
読んでて心が熱くなりましたね。
最終話、最後にあげはさんが何を引いたのか明示されなかったですけど、
私は「東」を引いたんじゃないかな、と思ってます。
もちろん読者一人ひとりの中に回答はあると思うんですけど、
何となくそうじゃないかな、と。
あげはさんのあの笑顔を見てそう思いました。
それと、あげはさんは終わりましたけど、次はスパローガールが始まるみたいですね。
第一話読みましたけど、あげはさんで出てきたスパローガールとは中の人が違うみたいですね。
あちらは二代目なのか、そもそも同じ世界観なのかもわかりませんが、
今度はちょっと物語のベクトルは違うみたいですけど、
面白そうなので楽しく読んでいきたいです。
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