■[ラノベ]立身出世ファンタジー、開幕!「ラピスの心臓」1巻
ラピスの心臓 1 宝玉の試練
著者/訳者:羽二重銀太郎
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン( 2014-08-30 )
小説家になろう:ラピスの心臓
作者サイト:おぽっさむ
絵師サイト:▲△△
絵師twitter:一色 箱 (ichiiro_hako)さんはTwitterを使っています
エンターブレインから発売されたこの作品も、最近の流行に漏れずWeb小説からの書籍化です。
しかし、小説家になろうの作品ではあるのですが、Arcadiaの作品でもあります。
むしろ投稿時期はArcadiaの方が先で、後になろうと二重投稿になったんですよね。
連載が始まったのが2年半ほど前で、当時はダンまちとエデンとこのラピスが凄く好きだったんですよ。
当時ファンだった作品の中では書籍化が一番最後になっちゃいましたが、
そこに面白さの多寡は相関性は見出せないのです!
世界観はわりと独特で、世界の大部分を灰色の森<深界>が覆い、
人類は山や高地に追いやられた時代。
生物は輝石というモノを持ち、人類は左手にソレがあるけれど、
一部の特殊能力を持つ彩石持ちに濁石持ちは支配される階級社会。
そして深界に住まう雨に狂う人外のケダモノたちである狂鬼は、
そのどちらも平等に食い、そして蹂躙できる存在。
しかし、王都ムラクモ育ちの孤児だったシュオウは、
ある日暗殺に失敗したアマネという凄腕の濁石持ちにその才を買われ、
12年間のシゴキに耐えて狂鬼すらも単独で倒せる実力を持つことに。
外の世界への好奇心に突き動かされてムラクモに戻ったシュオウは、
路銀のために彩石持ちの子女の卒業試験の従士の仕事を受けることにするんだけど、
そこから彼の立身出世はスタートして…
世界観が一種独特なのである程度人は選ぶと思います。
初めて出来た仲間がスキンヘッドのオカマだったり蛙人だったりと特殊だし、
この章でのヒロインであるアイセとシトリは一癖も二癖もありますからね。
クール系秘書だと思っていたカザヒナが極度の匂いフェチだったりと、
割りと残念なトコが多いヒロインばかりです。
一番マシなのは100歳越えのロリババアであるアデュレリア公爵なんじゃなかろうか…
そんなヒロインたちの心を鷲掴みにしてしまうシュオウはカッコイイわけですよ。
その育ちの特殊な所からどこか浮き世離れしている所もそうですが、
何と言っても戦闘での圧倒的な強さですね。
仲間を庇うという縛りゲーム状態での立ち回りも良いけど、
やっぱり、全ての縛りから解放された状態での圧倒的戦闘力がカッコイイ!
これは惚れますわー
物語はまだまだ序盤なのでこれからの展開が楽しみですね。
ストック的にはあと4冊くらいはあるはずなので、
これからの刊行が楽しみです。
個人的には3巻あたりが好きです。
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