■[漫画]生徒会役員にご当選ー!「ヤシコー初代生徒会」1巻
ヤシコー初代生徒会(1) (アクションコミックス)
著者/訳者:藤 こよみ
出版社:双葉社( 2011-06-10 )
コミック ( ページ )
作者サイト:週休七日
一迅社お家騒動の余波で前作「このこここのこ」が終了した藤こよみさんの新作は、
雑誌をコミックハイ!に変え、内容もガラリと変わって生徒会モノ!
雑誌が変わったのも多分、編集さんに付き合ったとかなんだろうなぁ、
とかそういった裏側を読むようになった自分がちょっぴり悲しい。
芹生一路は近隣に鳴り響く伝説の生徒会長を姉に持つ元真面目くん。
苦労性の父がストレス性と思われる脱毛症になっているのを反面教師にし、
新設校の矢汐学園で高校デビューを目指すも、通学路で寝不足で倒れた女子生徒を助けたりと、
根っこの所はやっぱり変わらず世話焼きで、でも今度こそと意気込んで校門を潜ったら、
100人目の登校生徒ということで初代生徒会長に任命され…
と、選出が100%運というトンデモな方法で選ばれた生徒会役員はどれもこれもがくせ者揃い。
助けた女子生徒の初瀬は中学の生徒会でのトラウマを持つし、
滝兄妹の妹は引っ込み思案を治すという、前向きな姿勢を見せつつも、
兄の方は重度のシスコンで超過保護。
更にお嬢様に見えて脳筋ですぐに刀に手が伸びる千代丸に、
制服をゴスロリに改造している吉鶴は実は○○○で…
そんな生徒会役員なものだからやはり自意識が高いエリート様な人には反感を持たれて、
署名を集められてリコール騒動に。
一路もコンプレックスの元の姉について突かれて、明確な方針を打ち出せないと結構なピンチに…
しかし、自薦で決まった訳でもなく、一度は拒否しながらも苦労性な性格で買って出た生徒会長の役を、
それでも自分なりに頑張ってた一路がコンプレックスを刺激された上で退陣を迫られるというのは、
かなり理不尽な展開でストレスがたまるんですが、果たしてこの後どういった巻き返しが起こるのか。
そこに期待したいと思います。
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