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:: 2017/8/21 月曜日::

■[漫画]notハッピーエンド「青春のアフター」4巻

青春のアフター4巻青春のアフター4巻
出版社:双葉社
作者名:緑のルーペ
作者サイト:青人草の日曜日
作者twitter:緑のルーペ (@midorinorupe) on Twitter
Kindle版:青春のアフター (4)
Kindle版まとめ買い:青春のアフター
DMM電子書籍:青春のアフター (4)

気付かなかったなぁ…
見事に騙された…! 騙されきってしまった…!
まことじゃないけど、これは騙されるって!
だって同じ服、同じ顔なんだもん!
でもまぁ、カチューシャの有無というヒントはあったんだよね…
歴史は変わらないけど、チャンスだけはくれてたのかもしれない。

作者自身もハッピーエンドではないと言ってたけど、誰にとってのバッドエンドなんだろう…
バッドにとってのバッドエンドなのかというと、どうなんだろう?
確かに初恋は実らなかったし、不毛な回り道をしたけれど、
エロゲーで言えばベターエンドと言えなくもない。

ではみいこにとってのバッドエンドなのかというと、これもどうなんだろう?
確かに10年以上待たされることになったけれど、
最後にはちゃんと浮気することなく10年以上想い続けることで、
想い人と再会することができたんだからトゥルーエンドと言えるんですよね。

結局誰にとってのバッドエンドかというと、やっぱりさくらなのかなぁ、と。
初恋の相手と結ばれることはなく、次に好きになった人にはもう恋人がいて、
やっと結ばれたと思ったら記憶が戻って離れていってと、
これはもうバッドエンド以外何者でもないですよ。
結局梅子としてその後どうなったかもわからないし…
もう、色々と切ないし、辛いよなぁ…

いやはや本当に、ものの見事に、最後まで緑のルーペさんの作品でしたね。
心の柔らかく傷つきやすいところを容赦なく抉られた気分です。
でも、最高に面白かったです。
ありがとうございました。

ちなみに後書きにもありますが、先日の夏コミでIF同人誌が発行されたみたいです。


気付いたのがつい先日なんで今はとらのあなの通販待ちです。
早く読みたい…!

:: 2016/11/16 水曜日::

■[漫画]一番大切な人≠一番好きな人「青春のアフター」3巻

青春のアフター(3) (アクションコミックス(月刊アクション))
著者/訳者:緑のルーペ
出版社:双葉社( 2016-11-11 )

作者サイト:青人草の日曜日
作者twitter:緑のルーペ(@midorinorupe)さん | Twitter
Kindle版:青春のアフター (3)
Kindle版まとめ買い:青春のアフター

読めば読むほどに心に抉られるんだけど、面白い。
でも、読むのにとても体力と気力がいるので、
心身が疲れている時に読むことはオススメできません。
覚悟を持ってから読むようにしましょう。

さくらを傷つけてしまったまことが逃げるようにみい子の両親へ挨拶に行き、
そこで幸せハッピーエンドにしてくれないのが緑のルーペクオリティ。
倉橋が余計な気を使ってさくらともどもみい子の実家に押しかけて、
まことの心を更にドロドロにしちゃってもうね…、見てらんない…!

まことの心の声を薄っぺらで薄汚い表現で描いてるのが更に心にくるんですよ。
この心の声を聞きたくないし読みたくないんですが読んじゃうんですよ。
そしてその言葉にどこか共感できてしまうんですよ。
でも、それが自分の心の弱さと汚さを否が応でも見せつけられるんですよ。
結果として自分の心をシャベルでエグるかのように傷つけられるんですよ…
でも、面白いから読んじゃうんだよなぁ…

4人+1人で南の島で心の癒やしがあると思ったらまさかの展開だからなぁ…
あのさくらはさくらではなく、タイムスリップしたさくらでしょうね。
いや、タイムスリップした梅子と言った方が正確なのかもしれない…

次の4巻で完結するみたいですが、はたしてどうなるのか。
さくらと梅子の関係が明らかになったり、
みい子とさくらのどちらを選ぶことになるのか。
まぁ、生半可な決着じゃないのは確定なんだろうけど、
最後までしっかりと見守りたいと思います。

:: 2016/3/12 土曜日::

■[漫画]青春のカサブタを剥がそう「青春のアフター」2巻

青春のアフター(2) (アクションコミックス(月刊アクション))
著者/訳者:緑のルーペ
出版社:双葉社( 2016-03-12 )

作者サイト:青人草の日曜日
作者twitter:緑のルーペ(@midorinorupe)さん | Twitter
Kindle版:青春のアフター (1)
Kindle版:青春のアフター (2)

辛い… でも、とても面白い…

読むととても面白いんですよ。
でもね、とても心を抉られて辛いんですよ…
こんなに辛いから面白いのか、面白いから辛いのか。
そんなこともよく判らなくなってしまう漫画です。

大好きだった彼女は別の人を好きで。
告白しても罵詈雑言と共にフラれた上に目の前で消失。
彼女が好きだった人と何故かつるむようになり、
彼女の祖母を世話したり怠惰に落ちたり。
それでも何とか這い上がって思い出にして彼女を作って幸せになっていたら、
16年後に彼女が再び現れて…

エロ漫画ではないけど2巻はとてもエロいです。
鳥羽の彼女であるみい子もエロ可愛かったけど、
さくらがまたタイムスリップしてあの日から3年後の世界で、
鳥羽がさくらそっくりな梅子という女性に溺れる現場は、
とても退廃的で淫靡でしたね…
そしてとても残酷で、それ故に美しかったです。

それにしてもラストの展開はなぁ…
これは本当に心を抉ってくるよ…
でもなぁ、これがまた面白いんだ…!

正直言ってこれからどう転んでもハッピーエンドになりそうにないんだけど、
それでも続きを切望しちゃいますね。
梅子の正体はやっぱり数年後のさくらがまたタイムスリップしたのか、
彼女が再登場することがあるのかとか、
もう色々と気になりますよ。
あー、ホントどうなるんだろうこれ。
面白すぎて辛い。

:: 2015/8/22 土曜日::

■[漫画]高校時代の片想いの後始末「青春のアフター」1巻

青春のアフター(1) (アクションコミックス(月刊アクション))
著者/訳者:緑のルーペ
出版社:双葉社( 2015-08-10 )
作者サイト:青人草の日曜日
作者twitter:緑のルーペ@midorinorupe)さん | Twitter

作者が緑のルーペ。

もうこの時点で心を抉りにくるのがモロ判りですが、
ご安心ください。
実際その通りですから!

鳥羽まこと16歳。
バカ高校に通う彼にはクラスメイトに好きな子が居た。
彼女の名前は十和さくら。
バカ騒ぎしてばかりのクラスの中で自分と同じぼっちの匂いがする彼女と、
少しずつ仲を深めていく鳥羽少年。

seisyun_after01_01

彼女の家で一緒にゲームをしたり、彼女の手作り弁当を食べたりしたら、
そりゃー、高校生童貞男子なんてイチコロで勘違いしますよ。
でも、勘違いは勘違いであり、さくらの好きな人は別に居て…

seisyun_after01_02

キツイ、これはキッツい。

でも、それくらいはまだまだ緑のルーペさんにとっては序の口で。
雨の中、さくらは罵詈雑言を浴びせかけている最中に目の前で消えてしまった…

そしてそれから16年。
鳥羽くんは既に別の彼女を作り、同棲生活を始めて順風満帆なのに、
何故かさくらは16年前の姿のまま唐突に現われ、奇妙な3人暮らしを始めることに。
そう、この話は高校時代の片想いの後始末をつける、青春のアフターな物語…

この漫画はただのハーレムラブコメではありません。
鳥羽くんは32歳で彼女のみい子とラブラブですし、
みい子も木石ではないので嫉妬するのも当然です。
そしてさくらにとっては恋する人と会ってたのはつい先ほどの話だし、
でも、辛い時に助けてくれたのは大事な友達の鳥羽くんで…
登場人物たちの想いが錯綜しているところがまた面白いんですよね。

この作品はどうしても心を抉ってくる作品ですので、
まずはニコニコ静画で第一話を試し読みすることを強くオススメします。
珍しくエロ要素が薄い作品ですが、
青春をこじらせた人のトラウマを刺激する面白い作品です。
第一話が大丈夫だったなら是非とも単行本を手に取って欲しいです。

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