■[漫画]クロエがまだ二十歳だった頃「BLOOD ALONE」8巻
BLOOD ALONE(8) (イブニングKC)
著者/訳者:高野 真之
出版社:講談社( 2012-06-22 )
コミック ( 186 ページ )
作者サイト:高野真之のHP
作者twitter:高野真之 (masayuki_takano) on Twitter
今回はほぼ全編がクロエが20歳の時の過去編となっているので、
表紙を飾っているミサキは殆どといって良いほど出番がありません。
なのでロリ分は足りませんが、クロエが女性の尻に敷かれているのは相変わらずなので、
ある意味いつも通りの「BLOOD ALONE」と言えるのかも知れません。
吸血鬼を狩る狩猟者としてまだ駆け出しのクロエが若かりし頃、
霧けぶる冬のロンドンで起こった、ある事件の記憶。
今回はクロエはむしろ脇役で主役はクロエの恩人にして、
先輩狩猟者、そして何よりミサキの父親である湊レイジ。
亡き妻の仇を討つために狩猟者として暮らし、
クロエとノエルの師として吸血鬼を狩る一本芯の通った男。
その圧倒的な力もさることながらブレない姿は格好いいですよね。
まだこの頃のクロエが色々と初心な所を見せるギャップも相まって、
大人の男を見せられる感じがします。
復讐の螺旋の中、自分はどう在るのかという命題を突きつけられるような過去編でしたね。
何故ミサキが吸血鬼となっているのか、クロエの立場はどのようなものなのか、
そういった物語の核心へと少しずつ迫っているようにも見えます。
まぁ、それはそれとして次の9巻ではもう少しミサキの出番が増えたら良いですね。
やはりミサキがいてこその「BLOOD ALONE」だと思いますので。
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