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:: 2021/1/8 金曜日::

■[漫画]24年の放浪の行方「黒鉄・改 KUROGANE-KAI」5巻

黒鉄・改 KUROGANE-KAI5巻黒鉄・改 KUROGANE-KAI5巻
出版社:集英社
作者名:冬目景
紙書籍通販:黒鉄・改 (5)
Kindle版まとめ買い:黒鉄・改
DMM電子書籍:黒鉄・改 (5)

迅鉄を生み出した源吉の義妹だという長崎の豪商・飛多屋の跡取り娘の矢的。
彼女に騙されて捕らわれてしまった迅鉄と、
迅鉄を探す丹たちだったが、西洋医師のベルゲンも関わっており、
ベルゲンの身の回りの世話をして一時の平穏を過ごしていた瑠璃も巻き込まれることに…

24年続いた「黒鉄」シリーズもこれにて完結です。
江戸時代の機械仕掛けのリビングデッドな任侠モノという、
奇想天外・奇々怪々な作品でしたが、終わるとなると寂しいモノがありますね…

幕府の隠密と迅鉄を狙う扇会という図式に、
丹たちが介入した形でしたが、
今回のヒロインはハーフ美女の瑠璃だったと思います。
私は好きなんですよね、冬目景のつり目美人って…
バトル中にたなびく金髪ロングがとても良かったです…

それにしても丹は今回バトルでの見所は少なかったわりに、
女の涙で迅鉄を叩き起こすとか、ヒロインらしいところがありましたね。
まさか長崎に腰を落ち着けるつもりだとは思いませんでしたが、
迅鉄が帰る場所を作るつもりなのかな? と邪推してしまいますね。
あまりにも迅鉄が顔を見せに来なければキレて探しに行きそうですが…w

しかし、これで本当に完結かー
冬目景さんは多作なんだけど同時並行でやりすぎるために、
物語の途中で止めている作品が多かったけれど、
「ももんち」あたりからどんどん完結させていきましたが、
この「黒鉄」シリーズが完結したことで、
現在連載中の「空電の姫君」以外はこれでほぼ完結されましたね。
うーん、感慨深いけど寂しさもあるな…
また色々と作品を同時に始めても良いんですがどうか…w

:: 2020/7/21 火曜日::

■[漫画]混沌の坩堝・長崎「黒鉄・改 KUROGANE-KAI」4巻

黒鉄・改 KUROGANE-KAI4巻黒鉄・改 KUROGANE-KAI4巻
出版社:集英社
作者名:冬目景
紙書籍通販:黒鉄・改 KUROGANE-KAI (4)
Kindle版まとめ買い:黒鉄・改 KUROGANE-KAI
DMM電子書籍:黒鉄・改 KUROGANE-KAI (4)

迅鉄を狙う謎の組織の追っ手を振り切り月百の故郷へ行くことになり、
隠れ里のような場所を訪れてみるとそこは廃村となっており、
月百の姉の血痕も見つかるという悲劇が待っていた。
悲しい結末となってしまい、これでお別れかと思ったら、
久作から長崎に行かないかと誘われて…

まさか第一話に出てきた源吉の因縁がここへきて生きてくるとか、
何とも予想はできませんでしたが、まぁ、間違いなく後付け設定ですよね。
そもそも江戸末期にサイボーグという時点でアレですけど、
それ以外がまともに江戸時代しているのがアンバランスだけど妙にハマっているというか。

それにしても丹はわりとチョロいというか流されやすいというか。
迅鉄と一緒に長崎に来てくれるわ、
捕まってた時に世話になった瑠璃の行方を探すわ、
女物の着物を普通に着てくれるわ。
いや、最後のはちょっと違うかもしれませんが。
というかわりと似合ってましたね。

源吉の因縁を巡る旅のはずが、
迅鉄が狙われているのは相変わらずみたいで、
まるでお姫様のように囚われてしまいましたが、
やはり王子様役は丹なんでしょうか。
丹にお姫様抱っこされる迅鉄とかちょっと見てみたいな…

:: 2019/4/24 水曜日::

■[漫画]紅雀の川流れ「黒鉄・改 KUROGANE-KAI」2巻

黒鉄・改 KUROGANE-KAI2巻黒鉄・改 KUROGANE-KAI2巻
出版社:集英社
作者名:冬目景
Kindle版:黒鉄・改 KUROGANE-KAI (2)
DMM電子書籍:黒鉄・改 KUROGANE-KAI (2)

「イエスタデイをうたって」アニメ化ってマジすか。

20世紀末に描かれたぼくらの青春が、まさかアニメ化するとは…
冬目景作品では「羊のうた」が既にアニメ化されてますけど、
あれは… ファンの間ではあまり話題にあがらないようなモノですので、
このアニメ化には期待半分不安半分といったところでしょうか…
何しろ主要登場人物の大半が携帯電話を持たないような生活してるからなぁ…
今の若者に響くものがあるのかが若干不安…

それはともかくこの「黒鉄・改」2巻ですが、
新しい登場人物が増えるだけでなく、
鋼の迅鉄を狙う相手が少しずつ明らかになったり、
紅雀の丹が色々と巻き込まれて大変な目にあったり、
まぁ、色々です。

それにしても鎖鎌のおっさんは手練だけど損な役回りでしたね。
名前も出てこなかったけど嫌いなキャラじゃなかっただけに、
このまま野垂れ死んで欲しくないと思いました。

そして旅芸人一座の叔母と姪の二人ですが、
こちらも色々とめんどくさい事情を抱えてそうだけど、
白髪の刺客の女性の方がよりめんどくさそうではあります。
この漫画に出てくる女性は全員めんどくさい疑惑まであるな…

少し不思議系の作品ではあるんだけど、
幕末の事情が突っ込んできたりと任侠&時代モノとしての側面が強くなってきましたが、
綺麗に落着して欲しいものです…
とても無理っぽいけど…

:: 2018/3/19 月曜日::

■[漫画]帰ってきた渡世人「黒鉄・改 KUROGANE-KAI」1巻

黒鉄・改 KUROGANE-KAI1巻黒鉄・改 KUROGANE-KAI1巻
出版社:集英社
作者名:冬目景
Kindle版:黒鉄・改 KUROGANE-KAI (1)
Kindle版まとめ買い:黒鉄
DMM電子書籍:黒鉄・改 KUROGANE-KAI (1)

22年前に始まった冬目景の時代劇漫画「黒鉄」
鉄の仮面にカラクリ仕掛けの半身に喋る刀の鋼丸と、
奇天烈すぎる出で立ちの渡世人”鋼の迅鉄”
その物語が14年の沈黙を経て帰ってきました。

連載復活とはいえ設定は細々と変わってますが、
それも連載当時からちょいちょい変わってるので今更感もあるし、
何より作品が持つ外連味とかはそのままなので、
特に問題はないかな、と思います。
時代劇だから連載時期に左右されるものでもないですしね。

この1巻の第一話は復活したばかりの顔見せというかジャブなので、
読み切り的な内容になっていますが、
それ以降は長編シリーズになっています。
冒頭からいきなり鋼丸とはぐれて怪我をして薬園を営む兄妹に匿われた迅鉄と、
迅鉄を探す謎の集団と鋼丸を拾った紅雀の丹のチャンバラと、
中々にきな臭くて長くなりそうな雰囲気です。

しかしこの手の物語の定番とはいえ、
何の罪もない少女が殺されるのは後味悪いなぁ…
残された少女の兄の怨嗟の声も仕方ないとはいえ、
それを浴びせられる迅鉄も、そもそも被害者なわけで…
うーん、辛い。

さて、今回こそは「黒鉄」は完結してくれると期待しています。
完結するにしても渡世人のラストがハッピーエンドになるのかは甚だ疑問ですが、
それでも最後まで見届けたいと思います。

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