■[ラノベ]過去番外編「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 外伝+ 特地迷宮攻略編」
ゲート外伝+ 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり < 特地迷宮攻略編>
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2015-06-23 )
TVアニメが放送開始された「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」ですが、
その原作の外伝+が刊行されました。
今回は外伝というより番外編であり、短編集です。
ですが相変わらずソフトカバーの分厚い装丁ですので、
短編一つあたり、普通のラノベ一冊くらいの分量があります。(栗林編除く
収録されている短編は原作2巻と3巻の間に挟まれるヤオ編こと特地迷宮攻略編。
栗林が特地に派遣される前後を綴った栗林編。
そしてスピンオフコミカライズもされているピニャ14歳時代のグレイ編の3本です。
特地迷宮編はヤオが伊丹たちとの間の溝を埋めるための短編でしたね。
風土病に罹ったレレイを助ける為に迷宮に薬草を採りに行くとか、
割りとファンタジーっぽい展開なんだけど、
伊丹の自衛隊らしい迷宮攻略っぷりにはある意味感心したというか。(笑
それにしてもヤオの残念っぷりは凄いな。
これはダークエルフの間で疎まれるわけだわ…
そして栗林編ですが…
うん、原作1巻で伊丹が特殊作戦群だと知った時の嘆きもわかるというもんですよ…
というか拗らせまくった処女を今後捨てることができるのか。
そこが心配ですね!
そしてピニャ編でもある禿頭の騎士、グレイ・コ・アルド編ですが、
これが中々に面白かったですね。
帝国の異文化も興味深かったけれど、情熱を燃やすピニャが可愛かったです。
というか権力を持つミリオタに振り回されるグレイも不幸なようなそうでないような。
庶民出身で出世しまくってるのはある意味凄いのかもしれないけれど、
あのピニャに振り回されているだけとも言えるからなぁ…
何より、ピニャが「芸術」に目覚めるキッカケとなったというのが罪深い。(笑
まぁ、その「芸術」のお陰でボーゼスの友となれたというのだから、
ピニャにとっては良かったのかもしれないけれど…
ピニャが皇太女となったことからこれから更に大変だと思うけれど、
グレイには何とか頑張って欲しい所存です。
最近のコメント