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:: 2024/8/3 土曜日::

■[漫画]研鑽を積むアイドルたち「IDOL×IDOL STORY!」5巻

IDOL×IDOL STORY!5巻IDOL×IDOL STORY!5巻
出版社:芳文社
作者名:得能正太郎
作者サイト:ショウタロウのイラスト置き場
作者twitter:得能正太郎さん(@tokutaro) / Twitter
連載サイト:IDOL×IDOL STORY!
紙書籍通販:IDOL×IDOL STORY! (5)
Kindle版まとめ買い:IDOL×IDOL STORY!
DMM電子書籍:IDOL×IDOL STORY! (5)

スタシプ合宿二次審査は柔道団体戦のような星取り戦。
五枠のどれを担当するかを競い合うアイドル候補生たちが、
それぞれ研鑽を積んで枠を勝ち取ろうとしているんだけど、
それはそれとして卒業シーズンなので一時下船して卒業式に参加することに…

意外だったのが火花ちゃんですね。
家族に愛されすぎてて赤面する火花ちゃん、めっちゃ可愛かったですよ。
二人の兄にも可愛がられて育ったんだろうなぁ、というのがよくわかりましたw

華鈴ちゃんはお嬢様学校の憧れの先輩って感じでしたね。
モテモテすぎて、王子様みたいに思われてるみたいだけど、
中身は大好きなお母さんに見て貰いたい、という欲求が大きい子なんですよね…
そこを色々な方面から突かれてて、今後が心配になります。

肝心の星取り戦ですが、黒星組はまたもやギクシャクしてますが、
依吹がリーダーシップを発揮してて、良いですね!

一度逃げた過去があるから弱気になっている麗ちゃんに、
しっかりと諭して、気付かせるのは偉いですね。
ライバル候補だから蹴落とそうとするんじゃなくて、
仲間だから高めあおうとしているのが伝わってくるんだよなぁ。

そして白星組のリーダーであるミミ助ですが、
彼女は本当にストイックで、仲間を引っ張っていくリーダーなんですよね。
ただ、今までは良き師、良き仲間に恵まれなかっただけなんですよ。

今はアリアさんという良き師に巡り会い、
依吹という良き仲間を得られたことで、思う存分にその魅力を磨いているんですよね。
自分に合う場所を見付けて、そこに居ることができるかどうかは運という要素は大きいけれど、
そこに飛び込もうとする勇気が有ってこそ、ミミ助は今ここに居るんだと思います。

そんなミミ助が依吹で出会った時の思い出も描かれているんですが、
依吹は本当にミミ助に人生を救われてきたんだなぁ…、というのがよく伝わってきました。
それが今は仲間でありライバルとして一緒にトップアイドルになろうとしているとか、
とてもエモくて素敵ですよね…!

しかし、これだけ魅力的なアイドル候補たちも、また一人は脱落するんだなぁ…
それを知るのは怖いけど、続きを楽しみに待ちたいです。

:: 2024/4/11 木曜日::

■[漫画]1回目のオーディション結果発表…!「IDOL×IDOL STORY!」4巻

IDOL×IDOL STORY!4巻IDOL×IDOL STORY!4巻
出版社:芳文社
作者名:得能正太郎
作者サイト:ショウタロウのイラスト置き場
作者twitter:得能正太郎さん(@tokutaro) / Twitter
連載サイト:IDOL×IDOL STORY!
紙書籍通販:IDOL×IDOL STORY! (4)
Kindle版まとめ買い:IDOL×IDOL STORY!
DMM電子書籍:IDOL×IDOL STORY! (4)

観客を前にした4組のスタシプのオーディション結果発表の4巻です。
まずは一人脱落することが決定しているのですが…
まぁ、表紙を見れば誰が脱落するのかはわかりますよね…
これ、このまま続くんだったらちょっと寂しいかも…

今回のアリアさんによる講評ですけど、思春期だった頃の私の心に刺さるんですよね…

私も親によって習わされた習い事があって、
とてもやる気が無くてただ時間が流れるのを待っているだけだったんですが、
今となっては主体性を持って身に付けようとする気概を持つべきだったと後悔しています。
結果として身に付くモノが僅かだったとしても、
主体性を持って楽しんでいれば、思い出だけは手に入ったはずなのだから…

そして順位によってまた白星と黒星に分かれ、
次のオーディションが始まるわけなんですが…
鈴は順位が上がって白星になっても変わらず不幸体質というか、
オドオドした態度が変わらなくて微笑ましいですねw

ミミ助と同室にはなれなかったけれど、
華鈴と同室なのも結果としては悪くないと思いますよ。
華鈴もわりとリーダー気質というか、先輩気質があるので面倒見が良いんですよね。
実際に学年が一つ違いますから、この組み合わせも悪くないと思います。

問題は次のオーディション方法と、それで発生する問題ですね。
優梨ちゃんは妹の紬ちゃんにずっと翻弄されて育ってきたのに、
美味しいところだけミミ助に持って行かれたように感じたのか、
とても敵愾心が強いんですよ。

更に実力も高いもんだから、思い切り感情をぶつけてくるわけです。
実力的にまだ敵わないミミ助は悔し涙を流すんだけど、
リーダー資質で勝っているから耐えられるとかではないんですよ。

アイドルをやりたいからこのオーディションに参加しているんですからね。
他のメンバーも、歌もダンスも、どちらも全力で取り組んでいることがわかって、
とてもガッツが感じられて面白くなってきました。

問題があるとすれば…
アノンちゃんは歌の才能も実力もあるんだけど、
アイドルに対する情熱だけはまだまだ薄いように見えるので、
それが今後の彼女の成長の鍵になるんじゃないかな、と思います。
はてさて、このオーディションはどういった結果になるのか…
心配であり、楽しみです。

:: 2023/11/4 土曜日::

■[漫画]これが私達の全力全開!「IDOL×IDOL STORY!」3巻

IDOL×IDOL STORY!3巻IDOL×IDOL STORY!3巻
出版社:芳文社
作者名:得能正太郎
作者サイト:ショウタロウのイラスト置き場
作者twitter:得能正太郎さん(@tokutaro) / Twitter
連載サイト:IDOL×IDOL STORY!
紙書籍通販:IDOL×IDOL STORY! (3)
Kindle版まとめ買い:IDOL×IDOL STORY! (3)
DMM電子書籍:IDOL×IDOL STORY! (3)

ついに始まる、スタシプ合宿オーディション!
観客を前にして4組がそれぞれのパフォーマンスを見せるんだけど、
チームそれぞれに事情を抱えている上に、
実力を出し切れない子たちも居て…

この3巻ではオーディション結果がまだ収録されていないので、
FUZの連載を追っていないとかなりヤキモキすることになると思います。
4巻には間違いなく結果が収録されると思います。
それと、ここではネタバレはしませんのでご安心ください。

さて、今回もミミ助は主人公っぷりを発揮してくれましたね。
チーム内がギクシャクしちゃって困った依吹の悩みを聞いてあげて、
しっかりと立ち直らせてくれるんですからね。

多分この時のミミ助の頭の中には、
依吹がオーディションで競い合う相手だということが無かったと思います。
だからこそ、ミミ助は頼り甲斐のあるリーダー気質なんですよね。

そしてそれは自分たちがパフォーマンスをする時にも発揮されます。

実力が劣っている子たちをまとめ上げ、一緒に鍛え上げ、
心に寄り添ってくれるのがミミ助なんだよなぁ。

もちろんミミ助が全てを担っていた訳ではないです。
鈴なんかはアリアさんとの対話のお陰なところもあると思います。
でも、ミミ助がリーダーじゃなかったら、
未熟で未完成な彼女たちが花開くことはなかったはずです。
それくらい凄いことをミミ助はやったんですよ…!

とはいえ、泣いても今回のパフォーマンス結果から16人のうち誰か一人が脱落します。
それが誰かは…
4巻をお待ちください…!

:: 2023/6/5 月曜日::

■[漫画]アイドルを目指す少女たち「IDOL×IDOL STORY!」2巻

IDOL×IDOL STORY!2巻IDOL×IDOL STORY!2巻
出版社:芳文社
作者名:得能正太郎
作者サイト:ショウタロウのイラスト置き場
作者twitter:得能正太郎さん(@tokutaro) / Twitter
連載サイト:IDOL×IDOL STORY!
紙書籍通販:IDOL×IDOL STORY! (2)
Kindle版まとめ買い:IDOL×IDOL STORY!
DMM電子書籍:IDOL×IDOL STORY! (2)

現役アイドルの依吹に引っ張られて、もう一度夢を追いかけることに決めたミミ助。
二人はスタシプのサバイバルオーディションに参加して、
トップアイドルの夢を目指して何とか三次審査の合宿まで駒を進めたんだけど、
早速16人の候補生たち自身で順位をつけるという難しい課題が立ちはだかって…

16人の少女たちが本気で挑戦しているからこそ面白いんだけど、
その中でもやはりミミ助は主人公だけあって面白いです。
アイドル経験があり、一度挫折も経験しているからこそなのか、
アイドルという仕事がどういったものかしっかり理解できていると思うんですよね。

それが審査員として発揮できてはいるんだけど、
アイドルとしての実力にはまだ反映できていないのがもどかしいところです。

下位8人になったミミ助は腐ることは無く、
あくまで1位を目指す姿は格好いいんですよね。
その姿を見て小雪の胸が高鳴ってしまうのも当然でしょう。
これで小雪の自信の無さを克服できれば良いんだけど…

そしてミミ助チームは他のメンバーもクセが強いんですよね。
鈴ちゃんはドルオタなのでミミ助のことを知ってるからこそ、
アイドルとしてのミミ助に縋ろうとしてしまうんだけど、
ミミ助にとって鈴はただのファンではなくて、同じアイドルを目指す仲間なんですよね。

それに気付いた鈴が立ち上がる姿はとても良いと思うんですよ。
ミミ助は熱意があるんですよね…!
アイドル時代はメンバーにはその熱意が伝わらなくて空回ったけれど、
今回のオーディションのメンバーにはきちんと伝わったお陰で、
みんなの成長を促しているように思えます。

残る一人の紬ちゃんは喘息持ちというハンディキャップがあるけれど、
ある意味お姉さんに呪われてるような気がするのが心配ですね…
大丈夫かな…
依吹の百合NTRともども気になるところです…!

:: 2023/4/30 日曜日::

■[漫画]頑張って成長する女の子たちは最高!「IDOL×IDOL STORY!」1巻

IDOL×IDOL STORY!1巻IDOL×IDOL STORY!1巻
出版社:方蛮社
作者名:得能正太郎
作者サイト:ショウタロウのイラスト置き場
作者twitter:得能正太郎さん(@tokutaro) / Twitter
連載サイト:IDOL×IDOL STORY!
紙書籍通販:IDOL×IDOL STORY! (1)
DMM電子書籍:IDOL×IDOL STORY! (1)

「NEW GAME!」の得能正太郎さんがCOMIC FUZで新たに連載を始めた漫画は、
かつてアイドルだった女の子が現在進行形でアイドルを頑張っている女の子と出会い、
もう一度トップアイドルを目指して頑張り、成長していく物語…!

得能正太郎さんは頑張って成長する女の子を描くのが上手いですから、
言われてみれば確かにアイドルモノとの親和性は高いと思わざるをえません。
今回の話のギミックも世界的アーティストの音星アリア女史が、
アイドルが好きだから新規アイドルユニットをプロデュースする、
ということで、頑張って成長する女の子たちがたくさん出てくるのです。

これは良いぞ…!

今回は4コマじゃないので自由な見せ方がされてますが、本質は変わっていません。
「NEW GAME!」の時のように絶妙に共感できて、
かつ、諦観や絶望を感じない、未来と希望を見せてくれる物語になっています。

依吹のように一人だけ目標意識が高くて、誰よりも努力できてしまうけれど、
それ故に周りとの温度差でギクシャクしてしまう、というのはよくわかります。
それはアイドルだけじゃなく、部活なり、勉学なり、仕事なりでありますから。
「SLAM DUNK」の赤木が元チームメイトに去られたのと全く一緒です。

でも、だからこそ。
同じ目標をもって一緒に努力ができる相手を見付けて、
夢が叶い始める過程はとても嬉しくて興奮するんですよね。
それに、かつて背中を押してくれたアイドルのミミ助を、
今度はアイドルになった依吹がミミ助の手を取って引っ張り上げるという構造は、
とても良いものだと思うのです…!

それに主人公であるミミ助は、
一度アイドルになったけれど挫折して、
そこからまた這い上がってきたからこそなのか、
依吹たちよりも視点が高いような気がするんですよね。

見えている景色が違うように思えるんですが、
それが彼女を魅力的に見せているように思えます。

まだ1巻ですが、これからどんどん面白くなっていきそうなので続きが楽しみです。

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