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:: 2012/10/10 水曜日::

■[漫画]ひびきのデビューコンサート、そして…「天にひびき」6巻

天にひびき 6 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:やまむら はじめ
出版社:少年画報社( 2012-09-29 )
コミック ( 203 ページ )

コンサートに向けて順調に行っていたオケの仕上がり具合を全て無かったことにして、
もう一度、自分が見つけ出した音で仕上げることにしたひびき。
しかし、コンサート直前なため全体練習することは出来ず、ほぼぶっつけ本番で行く事に…

というのが前回までの話の流れですが、そこを何とかしてしまうのが曽成ひびきという指揮者。
奏者に対して強烈なイメージを残す、その特異生を持って完成に導く手腕は正に天才的。
そんなひびきに追いていかれないように、追いつこうとする秋央は大変だろうけど、
だからこその主人公なのかもしれません。

そしてコンサートで一躍脚光を浴びたひびきだけど、人生何が起こるか判らないもの。
取り敢えず一足飛びに進むことは当面なくなったけど、
それで秋央がのんびり出来るわけもなく、如月先生の勧めもあってコンクールに出ることに。
しっかし、コンクールに苦手意識を持ってるとか秋央は割りと面倒くさい過去持ってるよなぁ…(笑

相変わらずひびきはどこか超越したところにいるのでラブコメ的には進展ないけど、
秋央と一緒に居たいから同じコンクールに出る波多野さんは相変わらず可愛いです。
オケの人たちにもカップルが生まれそうだったり、それはそれで興味深いです。
そういった意味では美月に頑張って欲しいトコですね。
海外飛び回ってて出番が少ないのがネックですけど…

:: 2012/3/31 土曜日::

■[漫画]あるがままに、わがままに。「天にひびき」5巻

天にひびき 5巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:やまむら はじめ
出版社:少年画報社( 2012-03-30 )
コミック ( ページ )

秋央の幼馴染みである美月のドイツからの凱旋コンサートで始まったと思ったら、
あっという間にひびきの指揮デビューを中心の物語に。
まぁ、この作品の主人公は秋央とひびきなんだけど、
美月が不憫すぎるかなぁ、という気持ちも…
秋央は鈍感だし…、ねぇ…?

科野の音楽祭でコンマスを担当していた友田さんが主催する有志のオケに誘われて、
1年生ながら指揮者デビューを飾ることになった異例のひびき。
友田さんには実力を認められて、というよりも停滞気味になったオケの打破として、
起爆剤的な役割を求められたんだけど、ひびきはそんなのに関係なく、
音楽を楽しんで指揮をしていたら、土壇場でひらめいちゃってガラリと内容を変えることに。

高校の時の失敗を繰り返さないように気を付けていたのに、
それでも楽譜からの思いを読み取って解放していく自儘っぷりは吹っ切れたって感じですね。
そのひびきの方向性に唯一ついて行けているのがエキストラで参加して、
何とか食いついていこうとしている秋央だけで…

コンマスの友田さんの思惑、秋央に色々な意味で嫉妬している南条、
トランペット奏者の入谷にその友人の村野とオケのメンバーの事情も絡まってきて、
6巻では遂にオケが始まる訳なんですが…
果たしてどんな結果になるのか、かなり気になりますね。

:: 2011/10/15 土曜日::

■[漫画]漂流者・織田信長の野望「ドリフターズ」2巻

ドリフターズ 2巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:平野 耕太
出版社:少年画報社( 2011-10-13 )
コミック ( ページ )
作者サイト:平野耕太ブログ 派遣村にもっと土粥を/ウェブリブログ
作者twitter:平野耕太 (hiranokohta) on Twitter

連載終了したエクセル・サーガに休載ネタをいじられるドリフターズですが、
実は言うほど休載してる訳でもなく、電撃大王における「よつばと!」よりマシなくらいなんですが、
如何せん1話当たりのページ数が週刊誌並なので単行本発売まで1年以上経ったのでした。
まぁ、私は雑誌で読んでるんでそれほど待った感はないんですけど。

歴史上の偉人たちが異世界で繰り広げる一大殺戮スペクタクル!
丁度アニメで人類の英霊たちが聖杯を巡って争うFate/Zeroやってますが、
やはりこういったifモノは良い感じに中二病精神を刺激してくれてワクワクしますよね!
ちなみにZeroでも出てきている青髭のジルドレさんも2巻で出てきて活躍してます。
これはまさかのジルドレの時代…!(ぇー

豊久、信長、与一の三人の前に現れた「十月機関」のオッパイメガネの要望に素直に応える訳もなく、
目的だけ聞いて、自分たち(漂流者)で国を盗るのが当然とばかりに動き出した信長。
というか、本当にこういう事にかけては信長のカリスマっぷりが半端無いっすね!
人生五十年、戦国の世の艱難辛苦を味わってきた信長が手慣れたように兵を殺し、城館を落とし、
更には先の戦を念頭に火薬作りにも精を出すのを見てるとゾクゾクしますよ。

圧倒的なカリスマ
これぞダークヒーローのカリスマ…!

そんな信長が豊久のことを甚く気に入ってるのがまた面白いですね。
これは豊久×信長本とかコミケにあってもおかしくないレベル…!(ぉ
時代背景が時代背景だけにアリな気がするんだけど、どうか。(どうかと言われても

そんな信長の経験に裏付けされた策と、豊久の武将としての狂奔さで領土を広げる裏で忍び寄る廃棄物。
攻め入ってきたのは異能の力を振るうジャンヌとジルドレ!
異能の力を見ても狼狽えることなく当然とばかりに立ち向かう漂流者たちマジかっけー
他にも各地で見られる漂流者たちの足跡が面白く、
その前歴をWikipediaで調べてたら多大な時間が浪費されること必須ですよ!

いやー、それにしても表紙にもなってますが信長さん半端無いっすわ。
というか今まで謀反起こされすぎだろJK…

信長、謀反の歴史

いや、ホントよく生きてたな…

:: 2011/9/5 月曜日::

■[漫画]音大生のイベントラッシュ「天にひびき」4巻

天にひびき 4巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:やまむら はじめ
出版社:少年画報社( 2011-08-30 )
コミック ( ページ )

現在TVアニメ放映中の「神様ドォルズ」作者による別作品「天にひびき」
この4巻では音楽祭、音大の試験、音大の学祭、というイベントが目白押しで、
普通の大学生にはない、音大ならではのモノが多く、
知らない人には新鮮な驚きをもって見せてくれます。

まぁ、最近だとのだめの影響で多少は見知っていますがそれでも一般的というモノではなく。
特にひびきの担当講師である須賀川によるスパルタ方式の指揮はキツそうで、
性根が怠け者な私は絶対に指導されたくないというか、見てるだけでも辛いですね。
人というものは怠惰である、という性悪説に基づいて指導を行う須賀川と、
探求心や好奇心で楽しく先を目指したい、という性善説なひびきの対立構造。
しかし、それでいて求める先は同じというのは音楽の複雑さと深淵さと共に、
読者に何か語りかけているような気がします。

また、音大の試験ではヴァイオリンの人は伴奏者を頼むことから始めたりと、
一般的な試験とは異なる点はありながらも、一発勝負の真剣さは同じで、
ビッグネームの試験官相手に緊張して実力を発揮できない秋央を見てると、
如月先生と同じくヒジョーにヤキモキしてしまいましたね!
何というか、秋央は雛鳥を見てるような気にさせる主人公と言いましょうか。
アレですな、「恋愛ディストーション」の大前田を彷彿とさせる犬っぷりと言えましょう。
もしくは小向井が例えていたように迷える子羊が当てはまるかも。

今回は音大ネタが多くてラブコメ的な展開が少なめでしたね。
一応学祭を病欠した秋央のお見舞いイベントで波多野さんが可愛かったけど。
というか波多野さんのロケットおっぱいが活用される日は果たしてくるのでしょうか。
次巻からは秋央の幼馴染みで一番距離が近い美月が本格的に参入してくるし、
ラブコメ的な展開も多くなりそうで私としては中々に興味深いと思います!

:: 2011/9/3 土曜日::

■[漫画]嫉妬を覚える小学生かな。「それでも町は廻っている」9巻

それでも町は廻っている 9 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:石黒 正数
出版社:少年画報社( 2011-08-31 )
コミック ( ページ )
作者サイト:おかんの家4

TVアニメの放映は終わったけど原作は絶賛営業中!
ちなみにアニメになった「べちこ焼き」のエピソードは、
この9巻に収録されています。
アニメ放映当時はつい先日OURsに載っていたエピソードが、
TV画面に出ててビックリしたもんでしたよ。

郷愁感と新鮮さが同時にやってくる独特の面白さがあるそれ町ですが、
この9巻での見所は何と言っても久しぶりのエビちゃんでしょう!
タケルがクラスの他の女子と仲良くしてるのを見て嫉妬するエビちゃん可愛い!

エビちゃん本人は嫉妬という感情をちゃんと理解しているのに、
タケルはまだ恋というモノを自覚していない上に、
嫉妬という感情の名前すらも知らないからムネがモヤモヤする理由も分からなくて…
いやー、良いですねぇ、こういう小学生時代のアレコレ!

恋といえば真田に恋するタッツンの失恋騒動があった訳ですが、
ある意味歩鳥らしいミステリー的なエピソードでもありましたね!
マッチポンプな気配がしまくりでしたが!

そんなタッツンですが普段は割りとクールというか冷めてます。
ですが、9巻では猫の真似をやるくらいはじける場面があります。

はたして彼女に何が起こったのか!?
その答えはそれ町9巻で!

:: 2011/9/2 金曜日::

■[漫画]ごきげんよう、恋するお嬢様がた「清々と」2巻

清々と 2巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:谷川 史子
出版社:少年画報社( 2011-08-29 )
コミック ( ページ )

少女漫画家の大家と言って過言ではない谷川史子さんによる、
読者層がほぼ男性で、年齢も20~40代だと思われるOURsでの連載は、
りぼんに載っててもおかしくない少女漫画をしてるんですが、
これが不思議とOURsにマッチしているんですよね。

名門女子高・鈴蘭女学院に入学した割りと平凡な庶民の田中清とその周りの恋物語。
かつてマリみてが男性向けに一世を風靡したことがありましたが、
「ごきげんよう」と自然に出てくるお嬢様って憧れがあるんですよねぇ…
2巻の1話目は清の弟の潔が主人公だからその気持ちに非常にシンクロしてしまいます。

社交ダンスが好きな親しいお友達のくるみちゃんは大好きなパパとの仲直りを。
清と同じく外部生で怖いという噂のある平泉さんは彼氏との恋心を。
茶道の家元で許嫁がいる千香子ちゃんは17年間育んだ「好き」という気持ちを。

可愛くて強い女の子たちが誰もがきらめいて魅力に溢れてるんですよねぇ。
そこに純朴な清が上手く話を回してるのがまた面白いです。

それと、帯の裏表紙に「30代男性から谷川先生に頂いた質問より…」というのがあるんですが、

Q.実際に女性と付き合うより、谷川先生のマンガを読んでいる方がいいんですが(30代男性)
A.そんな気持ちを吹き飛ばす方ができても、私のまんがもどうか好いていてください。(谷川)

やばい、何かキュンと来ちゃった…!
あー、私も恋したいなー

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