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:: 2013/2/21 木曜日::

■[漫画]アイエエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!?「PEACE MAKER」10巻

PEACE MAKER 10 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:皆川 亮二
出版社:集英社( 2013-02-19 )
コミック ( 210 ページ )

戻ってきたホープだけど、相変わらずトラブル吸引っぷりを見せて、
あっという間に敵性勢力に取り囲まれるという惨事に追い込まれるんだけど、
どうやらホープのせいというよりニコラ目当ての奴等みたいで…?

倒しても倒しても虫のように沸いてで来る敵たちには、
終わりが見えない恐怖を感じざるを得ないのですが、
そういった恐怖とは無縁のように感じられる頼もしさというか脳天気さが、
ホープとニコラにはあるような気がします。

しかしそんな暢気なことを言ってられないほどに今度の相手は手練れ揃いで、
一説によるとコールと同等とまで言われる野生の暗殺者スティーブ・バケット率いるバケット特別隊。
特にスティーブは刀使いで全身真っ黒な出で立ちでどうしても「忍者」を連想してしまいますね。
濃密な黒いオーラを纏い、同じく黒い覚醒をしたホープとの殺し合いは、
恐ろしい圧力を生み出してましたよ。

しかしエイドリアンは割りと萌えキャラだよなぁ…(笑
ニコラに出し抜かれてムキになったり、エルトン(ジジイ)にツンデレしたりと…
それと”深紅の処刑人”のゴードンさんの久々の登場はカッコイイものがありましたね。
かつては敵側の勢力だったけど、一本心が入っている男ってのは良いモノですよ。
今回は味方なので頼れる相手ですが、それすらも圧倒するスティーブの強さが恐ろしいです。
アトラも謎が隠されているようでまだまだ油断は出来ないですね。
果たしてどういった展開に向かうのか楽しみであります。

:: 2012/7/25 水曜日::

■[漫画]He’ll be back!「PEACE MAKER」9巻

PEACE MAKER 9 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:皆川 亮二
出版社:集英社( 2012-07-19 )
コミック ( 210 ページ )

ついにあの男が帰ってきた―。

とまで書けば皆さん予想できると思いますが、
そう、この9巻にて主人公であるホープが再登場しました。
しかもその見せ方が読者に衝撃を与えてくれるから、
皆川亮二作品のファンは止められないってなもんですよ。

とはいえ、そこまで行くのにはまずはアクアタルカスでのカイルやミクシーさん、
そして完全別行動のニコラとコニーの二組が出会うことで、
ハイマン・エルプトンの野望を阻止する必要がある訳なんですが…
いやー、今までのフラストレーションを見事に解決する爽快感のある展開ですよね。
バンクス家の人たちも今までずっと待ってて大変だったろうなぁ…

また、敵役だったハイマンですけど、敵ながら天晴れですね。
権力者から一転し、敗者の側になっても付き従う部下がいるという時点でそのカリスマは分かりますが、
その忠誠に報いる男らしさはある種の格好良さがありますよね。
これは良い感じのキャラに成長して味方になるフラグに違いない…!

そして大闘技都市で王者に復帰しようと舞い戻ったコニーを下したホープ。
彼が覚悟を背負ってコールに挑もうとする姿は少し悲壮感がありましたが、
ホープの芯が変わってないのに安心したのもまた確かですね。

しかし、コールに挑むためにはホープとニコラは決闘する必要がある訳なんだけど…
うーん、どうなるんだろう…
気になる…

:: 2012/1/22 日曜日::

■[漫画]第2章本格開始!「PEACE MAKER」8巻

PEACE MAKER 8 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:皆川 亮二
出版社:集英社( 2012-01-19 )
コミック ( 242 ページ )

ビートとホープが走り抜けた時代から5年。
GODの頂点に立ち続け、武器商人の元締めとなったコールが君臨する世界に、
ホワイトウイングの銃を手に、不殺の誓いを胸に秘めて戦う女銃士が挑もうとしていた。
そう、その無謀な女銃士の名前は、ニコラ・クリムゾン…

という訳で主人公がニコラに変わっての第2章が開幕です。
正直ホープが死んだとはまだ思えないのですが、
時代は待ってくれずに怯えてばかりだったニコラがコニーに師事し、
銃士として成長して自ら事件の渦中に飛び込むことに。

そしてかつての仲間たちもそれぞれの思惑を胸に、
アクアタルカスに集いながら物語はまた大きく動こうとしています。
ミクシーさんの無謀とも言える大胆な行動や、
カイルの果断な作戦による窮地を凌ぐ反攻と、
皮肉にもビートやホープが居ないからこそ見えてくる仲間たちの活躍がそこにはあります。

しかしニコラは心身共に本当に成長したなぁ。
涙脆い所は変わってないけど、銃と共にホープの想いもしっかりと受け継ぎ、
良い女になったと思いますよ、ホント。
願わくばホープが生きていて、二人が再会できますように…

:: 2010/11/20 土曜日::

■[漫画]最強の銃士を決める為、GOD開幕!「PEACE MAKER」6巻

PEACE MAKER 6 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:皆川 亮二
出版社:集英社( 2010-11-19 )
コミック ( 210 ページ )

亡き師の仇、最強の銃士、GUNS OF DOMINATIONの頂点に君臨する男、コール・エマーソン。
良きライバル、ホープ・エマーソンの兄である男を倒すため、
ビートは証明書を手にG・O・Dが開催される江戸ライクな国、
赤の国へと足を踏み入れる…

もうこの6巻に限っては主人公はホープではなくビートですね。
ホープは銃士でないと自分で宣言している通り参加してないG・O・Dがまた面白い!
世界中から集まった選りすぐりの銃士だけあって、表紙のベスト4の面子からして、
元フェンシング選手の少年に現役剣士と銃士以外がいる時点で凄い!

フェンシングの避ける技術で蜃気楼のように消える少年、
卓越した読みの技術で幾人もの名うての銃士を屠ってきた剣士、
ガン・ショーの出身でホープのif的存在である銃士、
そしてビートの4人が命を賭けての戦いに挑むんだけど、
4人それぞれの背後にコール・エマーソンの存在があるのが異様であり、
どれほど強いのかと思わせられます。

その背後では原子爆弾の話も出てきており目が離せないんですよね。
皆川亮二さんが描くいぶし銀ま漫画の面白さには本当に惚れ惚れします。
まぁ、そろそろ主人公のホープの出番があって欲しいんだけど…
先ずはG・O・Dの結果が気になりますね!
はてさてどうなるんだろう…!

:: 2010/5/20 木曜日::

■[漫画]伝説の老兵、我が道を逝く…「PEACE MAKER」5巻

PEACE MAKER 5 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:皆川 亮二
出版社:集英社( 2010-05-19 )
定価:¥ 630
Amazon価格:¥ 630
コミック ( 226 ページ )
ISBN-10 : 4088778677
ISBN-13 : 9784088778679

やはり皆川亮二先生が描く漫画はキャラクターの描写が渋くて面白いなぁ。
特にこの5巻では歴戦の勇士にしてビートの師匠であるジョエル・バーンズが出てくるので、
渋さで云ったらピカイチですよ。
一つのガンマンのスタイルを創始し、文字通り死ぬまで貫いた漢っぷりには感動を禁じ得ません。

スカイタルカスで待っていたバーンズ師匠は厳格だけど頑固ではなく、
弟子の成長を素直に喜べる器の大きさがあり、物事に柔軟に対処し、
危急の際には迅速に行動し、的確に指示を与えて慕われるカリスマを持っており、
ビートが敬愛してやまないのもよく判る師匠で本当に格好良かったですよ。
だからこそ、筋を通した生き方故の幕切れには納得せざるを得なかったんですけど、
やはりその悔しさと悲しさと怒りはどうしても湧き出ざるを得ない訳で、
あの時に感じた思いはビートの表情に現れていたそのものなんですよねぇ…

そして物語の核心であるニコラが持つ秘密が判明したんですけど、
ミック・ラザフォードの予想以上のトチ狂ったド外道っぷりには呆れかえるばかりで…
それ故に仲間のピンチに駆けつけるホープは正にヒーローだったんですけど、
敵のはずの深紅の処刑人のゴートンのおっさんが頼りになりすぎてちょっと霞んじゃったのが玉に瑕。
戦いの得手不得手ってのもあるんだろうけど、この戦いでのゴートンの活躍はホント頼り甲斐があったなぁ…
かっけー…

遂にホープの前に姿を現した兄、コール・エマーソンだけど、
予想はしてたけどそれ以上の強さで戦慄せざるを得ないなぁ。
ビートの決意と流されるだけだったホープのこれからを考えると、
これからの展開も盛り上がってきますよ。

:: 2009/10/20 火曜日::

■[漫画]ビート・ガブリエルが丸々主役の「PEACE MAKER」4巻

PEACE MAKER 4 (ヤングジャンプコミックス)
著者/訳者:皆川 亮二
出版社:集英社( 2009-10-19 )
定価:¥ 630
Amazon価格:¥ 630
コミック ( 234 ページ )
ISBN-10 : 4088777492
ISBN-13 : 9784088777498

大闘技都市での一件が終わり、マウントタルカスに向かったホープ一行。
久しぶりの休息を満喫しているホープたちに忍び寄る”深紅の処刑人”
マウントタルカスでのチャンプを目指すビートと因縁を持つ相手ということで、
今回のエピソードの主人公はビートになっています。

あのコニー・レヴィンでさえも敗走せざるを得なかった「死の魔術師」ピーター・エンフィールド
盲目のガンマンである彼が使う技は現代風に言い直すとBC兵器に近く、
そういった意味では化学者にして凄腕のガンマンという破格の人間なんですよね。
能力的にもクリムゾンが信頼していたというのも判ります。

そんなピーターと、今は亡き故郷の因縁で対決することになったビート。
決闘の前には動揺することがあったけど、
ライバルであるホープを意識することで銃士としての矜持を持ち直し、
見事勝利を掴み、銃士として更に一皮剥けて成長して格好良かったです。
高い目標に向かって、業を背負ってしっかりと進んでいく姿は男として憧れるものがありますよね。

で、本来の主人公のホープですが、最後の最後で見せ場があったのは流石でしたね。
作品のタイトルと繋がる想いと、美味しいトコを持って行くのは主人公らしくて、
ちゃんと活躍できる機会を作って描ききるのは流石は皆川亮二さんだな、と感心しました。
でも次巻でもしばらくはビートのターンな気がする…(笑

あ、それとコニー・レヴィンですが前回と違ってちょっとコミカル要員になってて面白かったですね。
それにしてもカイルって結構器がデカイよなぁ…
良い奴だぜ。

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