■[漫画]音大生のイベントラッシュ「天にひびき」4巻
天にひびき 4巻 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:やまむら はじめ
出版社:少年画報社( 2011-08-30 )
コミック ( ページ )
現在TVアニメ放映中の「神様ドォルズ」作者による別作品「天にひびき」
この4巻では音楽祭、音大の試験、音大の学祭、というイベントが目白押しで、
普通の大学生にはない、音大ならではのモノが多く、
知らない人には新鮮な驚きをもって見せてくれます。
まぁ、最近だとのだめの影響で多少は見知っていますがそれでも一般的というモノではなく。
特にひびきの担当講師である須賀川によるスパルタ方式の指揮はキツそうで、
性根が怠け者な私は絶対に指導されたくないというか、見てるだけでも辛いですね。
人というものは怠惰である、という性悪説に基づいて指導を行う須賀川と、
探求心や好奇心で楽しく先を目指したい、という性善説なひびきの対立構造。
しかし、それでいて求める先は同じというのは音楽の複雑さと深淵さと共に、
読者に何か語りかけているような気がします。
また、音大の試験ではヴァイオリンの人は伴奏者を頼むことから始めたりと、
一般的な試験とは異なる点はありながらも、一発勝負の真剣さは同じで、
ビッグネームの試験官相手に緊張して実力を発揮できない秋央を見てると、
如月先生と同じくヒジョーにヤキモキしてしまいましたね!
何というか、秋央は雛鳥を見てるような気にさせる主人公と言いましょうか。
アレですな、「恋愛ディストーション」の大前田を彷彿とさせる犬っぷりと言えましょう。
もしくは小向井が例えていたように迷える子羊が当てはまるかも。
今回は音大ネタが多くてラブコメ的な展開が少なめでしたね。
一応学祭を病欠した秋央のお見舞いイベントで波多野さんが可愛かったけど。
というか波多野さんのロケットおっぱいが活用される日は果たしてくるのでしょうか。
次巻からは秋央の幼馴染みで一番距離が近い美月が本格的に参入してくるし、
ラブコメ的な展開も多くなりそうで私としては中々に興味深いと思います!
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