■[ラノベ]少年が大人になるプロセス「ココロコネクト ユメランダム」
ココロコネクト ユメランダム (ファミ通文庫)
著者/訳者:庵田 定夏
出版社:エンターブレイン( 2012-02-29 )
文庫 ( 350 ページ )
絵師サイト:enfance
今までは<ふうせんかずら>が起こす変な現象に巻き込まれてばかりだった太一たちですが、
今回は一風変わって、<ふうせんかずら>曰くボーナスステージに。
太一たち文研部2年生5人は<ふうせんかずら>から他人の願望を白昼夢で見ることができる、
「夢中透視」という能力が与えられることに…
まぁ、前回の千尋と同じようなポジションに2年生がなったという形なんですが、
その力を廻って使う派の太一と唯、絶対に使わない派の稲葉と青木、そして中立の伊織という派閥に分かれて、
文研部の5人がギクシャクして、更に太一たちは能力の行使のせいで恋愛マスターと担ぎ上げられて、
太一と稲葉の仲も険悪になってきている所で北海道に修学旅行に行くことになるんだけど…
ぶっちゃけ、太一に「夢中透視」を使うなというのは、夜神月に「デスノート」を使うな、というくらいナンセンス。
稲葉もそれを認識した上で説得にあたればまだスムーズだったと思うんだけど…
更に頭ごなしに怒りの波動まき散らしながらとか逆効果なのが判らないとか、
何だかんだで稲葉もまだまだ高校2年生なんだなぁ、と思わされましたよ。
まぁ、それ以上に太一が成長する話だったとは思わされもしたのですが。
今回は修学旅行ということもあって脇キャラが大活躍でしたが(特に藤島さん)、
その分、伊織が中立派だったこともあって割りを食った印象があったのがちょっと残念だったかも。
まぁ、今まで中心にいることが多かったからこんくらいが丁度良いかも知れませんが。
それとやっぱりアホの青木はムードメーカーだったんだなぁ、としみじみ思いました。
今後も青木のアホっぷりに癒されたいです。
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