■[漫画]アラル海の元気な双子「乙嫁語り」4巻
乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)
著者/訳者:森 薫
出版社:エンターブレイン( 2012-05-12 )
コミック ( 186 ページ )
うっかり寝惚けてラクダから落ちてアラル海で溺れたスミスを助けたのは、
漁をしていたライラとレイリは双子の少女。
年頃の彼女たちが気になるのは自分たちの結婚相手。
中々父親から持ってこられない縁談話に業を煮やして、
何とか理想の相手を射止めようと変な頑張りを見せるけれど…?
と、今回スミスさんが出会う乙嫁は元気いっぱいな双子の少女。
21世紀の現在では人類の無計画な行動で見る影もなくなったアラル海ですが、
当時は魚も大量に獲れていた姿を見せてくれます。
アミルさんは内陸の狩猟系でしたがライラとレイリは湖岸系の狩猟系な乙嫁です。
魚を捕ることに忌避がないどころか嬉々としてやるばかりではなく、
魚をぶつけて喧嘩したり、モリ打ちにチャレンジしたりするのは面白い感覚かと。
そんな元気なライラとレイリの婚約相手に見繕われたのが幼馴染みのサームとサーミで、
理想とは違うけど、理想に沿うように頑張る二人の少年たちを見てると応援したくなりますね。
いやはや男の子たちも大変だ。
それとアミルさんたちの日常と、ツンデレをこじらせたパリヤさんの縁談話もあって、
そっちはそっちで気になりますね。
次巻ではライラとレイリの双子の結婚式も行われるみたいだし、
パリヤさんの方も話が進むのでしょうか?
それはそうと今回一番可愛かったのは双子の母であるミナーさんだと思います。
旦那さんとの馴れ初めを語る時の様子を見ると今でも心底惚れ抜いてるんだろうなぁ。
いやはやこちらも可愛い乙嫁さんだと思います!
また、森薫さんのラフスケッチ集「SCRIBBLES3」が完成とのことで、
来月発売のFellows!23号に付いてくるとのことでお買い求めはお早めにどうぞ。
何しろ前回ラフスケッチ集応募に必要だっと号はあっという間に売り切れてプレミア付いたぐらいなので…
エンターブレイン
思い出話を語りながら往事を思い出し身をくねらせるミナーさんの可愛さは異常でしたな! しかし「頭を触られる」というのが其処まで重大な結果を招くというのは回教圏でも色々と文化があるのだなぁと思わせられましたが(厳格な地域は両目だけしか露出が許されない)、とすると前巻でスミスさんがやっていた事というのは……。双子もあの文化圏にしては随分と薄着でしたし、色々と地域によって違うのかも知れませんね。
それは兎も角として、少なくともサーミのエンゲージリング的な真珠はお母さんのミナーさんを凌ぐかという求婚エピソードになると思うのですよね! 確かにあの出だしだとレイリはサーミに「現金だなぁ」と取られて仕方がない訳ですが、レイリがサーミにぐらついたのは真珠という現物じゃないですよねー。わっふるわっふる。方や意外と大胆なサームも面白かったです。
>21世紀の現在では人類の無計画な行動で見る影もなくなったアラル海ですが、
以前にも申し上げた事ですが、ロシアの南下政策から第一次大戦に於ける米英の分断工作、バルフォア宣言等に於けるユダヤ人のイスラエル建国、そしてソ連の崩壊に至るまでの凡そ半世紀ばかりはあの近辺、地獄なので相当に気が重い訳です……。が、其処はパラレルワールドと思うことにしています。アミルさんも今回の双子もみんな将来、幸せです!
で、私の嫁のパリヤさんですが、まさか本当に縁談にまで発展するとは……。パリヤさんには是非とも幸せになって欲しいのでこのままつつがなく縁談が進むならソレに越したことは……、ああでもパリヤさんは私の嫁! ……しかしパリヤさんがデレる課程も見たい訳でしてああ凄いジレンマ……。
コメント by Mya — 2012/5/18 金曜日 @ 12:59:10
パラレルワールド! そういった解釈もあるのか!
是非それで。(笑
パリヤさんには幸せになって欲しいもんですなー
末永くツンデレで居て欲しいトコです。
コメント by フラン — 2012/5/23 水曜日 @ 19:59:19