■[漫画]新装開店!「王様の仕立て屋 ~サルトリア・ナポレターナ~」1巻
王様の仕立て屋 1 〜サルトリア・ナポレターナ〜 (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2012-05-18 )
コミック ( 210 ページ )
大店(連載誌)が吸収合併で消失して、母屋が月刊誌に移るという、
天変地異に見舞われながら、それすらも作品内で上手く調節し、
改題&舞台も場末の小さな事務所から店を構えて新装開店するという、
その適応力の高さと後付けとは思えない見事な仕事っぷりに感心せざるをえないです。
新装開店で店舗を構えてもやっている仕事は相変わらずなのは小気味良いですし、
ラウラたんたちジラソーレの面々も入り浸って華やかなのは大変よろしいです。
今回はあの華やかな面々が接待でラウラたん以外も色んな格好をするという、
ジラソーレの面子萌えな私みたいな読者も大喜びな話もあって安心してしまいます。
他にも緊急着陸で有名になったベテランパイロットの人とか、
上手いこと料理した時事ネタを交えながら作り上げる紳士服のエピソードは興味深いですし、
後継者問題を抱えながらも前を向いて進んでいく悠のブレなさには、
芯が感じられて安心感を得ることができるんですよね。
それと巻末にはまだ巣立ったばかりの頃のジラソーレの面々が、
産みの苦しみの中でも這い上がっていく姿が描かれています。
今の姿を知っていると面映いものがありますね。
どのキャラも当時から芯が変わっていないのが感じられますし、
彼女たちをもっと見ていきたく思わされます。
という訳で非常に魅力的なヒロインが多いので、
是非ともエロくて薄い本を読みたいのでどなたかよろしくお願いします。(ぉ
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