■[漫画]楽しく笑えて共感できる「みそララ!」2巻
みそララ 2 (まんがタイムコミックス)
著者/訳者:宮原 るり
出版社:芳文社( 2008-10-07 )
定価:¥ 650
コミック
ISBN-10 : 4832266799
ISBN-13 : 9784832266797
作者サイト:ヘッポコロジー
OLから転職し、新人ライターとして成長していく麦田美苑の奮戦記を描いた4コマ作品。
萌え化する前の4コマ漫画時代の潮流を受け継いだ働く女性が主人公の物語なのですが、
エッセイ的な面白さと、純粋に4コマ漫画としての面白さを併せ持つ作品なので、
女性に限らず、社会人の経験がある人には楽しめるんですよね。
できるだけ多くの人に読んで貰いたいなぁ。
2巻では主にライターの麦田、デザイナーの米原、営業の粟屋のかしまし穀物トリオが活躍。
やりたかった仕事に盛り上がる米原に、プレッシャーを感じつつも頑張る麦田。
二人ともまだまだ未熟で、それ故に失敗することもあるんだけど、
周りの先輩たちに助けられて成長していく様が凄く面白いんですよね。
粟屋を加えて、考え方が違う3人が意見をぶつけ合いながら仕事をするのが楽しく、
まだ未熟なんだけど、将来が楽しみな未熟さなので期待させてくれるんですよ。
他にも美苑がライターとして新しい仕事に右往左往しながらも、
腐ることなく、むしろ楽しんで良い仕事をしようとする姿は清々しいものがあるし、
天候とか思い通りにいかない事にもめげずに頑張る姿は楽しく、
そして何より頼もしく、読んでて気持ちが良いです。
作者のライターとしての経験に裏打ちされたしっかりとした内容で、
同人で微妙にライターっぽいことをしている私としても色々共感できるんですけど、
別にライター業に限らず、社会人としての経験がある人なら共感できる事が多いと思います。
ですので、より多くの人に読んで貰いたい作品です。
オススメです。
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