■[漫画]火星人、倫敦ヲ侵略ス!!「地球戦争 the war of the human」1巻
地球戦争 1 (ビッグ コミックス)
著者/訳者:小原 愼司
出版社:小学館( 2013-03-29 )
単行本 ( 192 ページ )
作者サイト:施療院島
作者twitter:小原愼司(地球戦争 1 発売中) (w0hara)さんはTwitterを使っています
小原愼司ファンとしては買わざるをえない「地球戦争」1巻。
霧けぶるロンドンに突如火星からやってきた侵略者が、
人を攫い、殺していく中で孤児の少年・オリバーが上流階級のお嬢様・アリスと出会い、
孤児院に残された坊やと3人で逃避行をすることになっていくんだけど…
小原愼司さんの新天地での新連載は若干ホラー風味の退廃的なモノ。
育ちのせいで他人を信じられないオリバーが、レディとしての矜持を持つアリスと触れ合い、
更に軍人や貴族たちの庇護と逃亡を経る内に少しずつ変っていく姿が描かれています。
火星人と目される兵器とその不可思議な技術による虐殺シーンは、
ちょっとグロが入っているけど、小原愼司作品を普段読んでる分には大丈夫かと思います。
実を言うとこの単行本で一番興味深かったのは巻末のインタビューです。
トニーたけざきさんと90年代のK談社のAフタヌーン誌を振り返るという、
当時の雑誌をよく知る身としては非常に読み応えのある内容でした。
今語られる「菫画報」の秘話だとか、編集さんが部活モノやりたかった話だとか、
アフタヌーン好きとしては是非とも読んで欲しい内容です。
しかし許可を貰っているとはいえアフタヌーン本誌よりも先に新連載情報を小学館の単行本で先行で出すとか…
懐が広いな、アフタヌーン…
原作:小原愼司 作画:トニーたけざきでアフタヌーンで連載が近々始まるみたいです。
楽しみだわー
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