■[ラノベ]春が去り、夏が来て、秋と出会う。「東京レイヴンズ10 BEGINS/TEMPLE」
東京レイヴンズ10 BEGINS/TEMPLE (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:富士見書房( 2013-10-19 )
文庫 ( 361 ページ )
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平 (k_aza) on Twitter
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵 (suminiku) on Twitter
衝撃の第一部完で圧倒的な面白さを見せつけてくれた「東京レイヴンズ」
現在放映中のアニメ版も期待以上に出来が良くてホッと一安心しています。
なんでも2クールという話もあるので、もしかしたら第一部完まで行くかもですね。
だとするとあざの耕平作品の魅力が遂にラノベファン以外にも伝わるかも…?
第二部の物語はあれから一年経ち、春虎がテロリストして指名手配された所から始まります。
それに伴い主人公も春虎から夏目に。
夏目が行方をくらませた春虎を追い、呪術界の暗部である闇寺を訪れた先で、
ウサギの生成りという珍しい少女・秋乃と出会い、友達になるというほのぼのした展開から一転、
寺内部の派閥争いと、「十二神将」と遭遇戦とバイオレンスな展開に。
そして満を持して、転生した夜光こと春虎たちが来山し…
秋乃が登場したことで遂に「春」虎、「夏」目、「秋」乃、「冬」児と、
四季の全員が揃うことになりましたね。
まぁ、冬児はまだ再登場していないというか、そもそもどこに居るのかも不明ですが…
冬児以外の仲間たちが今現在どういった状況にいるのかも不透明だし、
そもそも無事なのかも判らないのでハラハラしちゃいますが、
そういった所もあざの耕平作品の面白さの一つだから困ったものです。(笑
それにしても新キャラの秋乃は可愛いですね!
ドジっ子で眼鏡っこでウサミミのロリとかどんだけ属性盛ってるんですか!
土御門家じゃなくてうちで飼いたい、もとい匿いたい!
秋乃だけじゃなく、もちろん夏目も可愛いです。
というより第一部から魅力が増していますよね。
「泰山府君祭」が失敗し、北斗に憑いて貰うことで辛うじて現世に留まっているという、
「これはゾンビですか?」的な、ある意味富士見ファンタジア文庫らしい属性もゲットしたし。(ぉ
というか、春虎を追う理由が自分を中途半端に生き返らせた云々なんて微塵もなく、
ただ単に好きだから会いたいし、傍に居たいという所が最高に可愛いと思うのですよ。
夜光の遺志に春虎の目的とまだまだ謎の部分が多いです。
ですが、それらが解き明かされていく中での面白さが光るのがあざの構成作品の醍醐味なので、
今から期待が高まって仕方がないです。
それに今回は良い根性したおっさんだった三善さんがメインでしたが、
大人たちの魅力を引き出すのもあざの耕平作品らしさでもあるので、
次回以降も楽しみです。
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