■[漫画]大切にしたい料理の絆「甘々と稲妻」2巻
甘々と稲妻(2) (アフタヌーンKC)
著者/訳者:雨隠 ギド
出版社:講談社( 2014-03-07 )
コミック ( 184 ページ )
作者サイト:連続10時間睡眠 //
作者twitter:雨隠ギド (gidogakure)さんはTwitterを使っています
Kindle版1巻:甘々と稲妻 (1) [Kindle]
Kindle版2巻:甘々と稲妻 (2) [Kindle]
この作品は乱暴な例え方をすると「よつばと!」と「高杉さん家のおべんとう」を足して2で割って、
そこに女子高生の淡いラブコメ成分を味付けしたモノです。
そうです! つまり私の好みにドンピシャな作品なのです!
この作品は愛妻を亡くした犬塚先生が愛娘のつむぎと一緒に生徒の飯田小鳥ちゃんの家で、
3人がそれぞれ協力して料理を頑張り、美味しそうに食べる漫画です。
お互い料理初心者なのでレシピを見ながらあたふたしながら料理をするんだけど、
そこにつむぎちゃんの子育てエピソードも絡んできてすっごく味わい深いものになってるんですよね。
幼児なつむぎちゃんが可愛いし、恋し始めてる小鳥ちゃんもすっごく可愛い!
どんな風に可愛いか、じっくりねっとりと解説したいと思います!
■その6 きらいな野菜とコロコログラタン
苦いピーマンが嫌いなつむぎちゃんにピーマンを食べて貰う為に、
みんな大好きグラタンにして他の野菜と一緒に食べちゃおう作戦!
いやー、良いですねー
つむぎちゃんが肉詰めピーマンを見た時のリアクションが実に良い!(笑
感情がそのまま顔に出たって感じですよね!
好き嫌いと言えば私は小鳥ちゃんと一緒で超スパルタで育ったの何でもOKです。
まぁ、実家が農家だと好き嫌いなんか許されないよねー
あ、でもパクチーはちょっと香港行った時にトラウマになったので無理かな…
それにしてもベシャメルソースを作るときにダマにならないように、
つむぎちゃんに呪文を唱えて貰うとか、子育てにありそうな展開が良いよなぁ。
しかも、呪文を唱えるだけで良いのにダンスまでしちゃうつむぎちゃんが超可愛い!
これが子供の可愛さというものですよ!
うーん、グラタン食べたくなってきた…
でも我が家にはオーブンがないのであった…
消費税上がる前に買うのも有りかな…
■その7 お休みの日のとくべつドーナツ
犬塚先生の高校時代からの友人である八木ちゃん(おっさん)が登場!
どうやら今は亡き奥さんを含めての友人関係だったみたいですね。
犬塚先生の年齢的に10年以上の付き合いなんでしょうねー
つむぎちゃんが砂場で遊んでいる時にアイスの容器を使っているのを見て、
そう言えば子供時代にはそんなのでも遊んだなー、と思い出して感傷に浸ったり…
こういった気持ちになれるのもこの漫画の魅力だと思うんですよね!
ちなみにこの話で一番の萌えポイントは小鳥ちゃんの力説だと思います!
悪い男じゃなくて、フツーな犬塚先生が良いというさり気ないアピール!
小鳥ちゃんの淡い恋心が滲み出ていて超ニヤニヤしちゃいますね!
ドーナツへの考えがおとさんと一緒に作ることで上書きされるつむぎちゃんも勿論可愛いです。
■その8 明日もおいしいイカと里芋の煮物
里芋とイカの煮物ですか!
私の実家は里芋作ってるのでよく母が作ってくれたんですよねー
小鳥ちゃんたちはイカのくちばしをきちんと取り除いてましたが、
うちの母は何故かくちばしも一緒に入れて煮ちゃうんですよね。
そんな細かいトコまで思い出しちゃいましたよ。
やはり食の記憶というのは残るものなんだなぁ。
それを呼び覚ましちゃうこの漫画も凄いです!
犬塚先生が授業参観してママ友たちとの交流があるんですけど、
そうですよね、この頃の子供って親が作ったバッグとか持ってますよね。
そういった周囲との繋がりも感じられて良いなぁ…
■その9 おともだちとギョーザパーティー
すっごく餃子を食べたくなる!
小鳥ちゃんの幼馴染みのしのぶちゃんが再登場&料理会に参加ですよ!
高校では割りと周りから敬遠されてる小鳥ちゃんの数少ない友人であるしのぶちゃん。
ちょっとお節介気味なトコはあるけれど、ちゃんと空気を読んでくれる良いお友達ですね。
とはいえ、空気は読めても小鳥ちゃんの恋心まではまだ読めてないかな?
それでも良いお友達してると思うんですよねー
小鳥ちゃんも可愛いけど、つむぎちゃんも可愛いです!
パーティーという言葉を聞いて勝手に思い込んで招待状作っちゃうとかすっごく子供っぽい!
それを無碍に否定せず、ちゃんと言い聞かせてる犬塚先生も良いおとさんしてるよなぁ。
ちなみに八木ちゃんが「…またこーゆー役回りなのか…」とぼやいてましたけど、
これは高校時代に犬塚先生とその奥さんを取り持つというか見守る役だったんでしょうね。
八木ちゃんの当時の苦労が忍ばれます…(笑
■その10 お祭りと五平餅
夏祭りで迷子というのは定番ですよね! 「よつばと!」でもやってた!
ちなみに今回は冒頭から私の笑いのツボを押してきてヤバかったです。
何故つむぎちゃんは5歳にしてお祓いがどういったものなのかを知っているのか…
もしかして幼稚園のお友達に寺生まれのTさんがいるのだろうか…(笑
今回は幼稚園の友達とそのお母さんとの交流だったり、
同じマンションの年上姉弟とのお友達だったりが見られて良かったです。
良いよね、こういった人と人との繋がりって!
お母さんが亡くなったことで疎遠になってた縁も少しずつ戻っている感じがして。
それにしてもおとさんに怒られて泣いちゃうつむぎちゃんも可愛いなぁ…
身体を反らしまくって号泣とか子供だとよくあるよね!
それで小鳥ちゃんの手を握って離さないっても良いんだよなぁ。
それだけ小鳥ちゃんに懐いてるって事でしょう。
その小鳥ちゃんも三人で仲良く料理して美味しいご飯を食べることを大切にしていることが感じられて、
すっごく可愛かったです。
いやー、本当に面白い作品ですよね!
何度読んでも飽きないです。
やっぱりこの漫画のコンセプトは私の好みにドンピシャすぎる!
ちなみに巻末の次回予告が気になりまくりですよ! 何ですか断絶宣言って!
直ぐに今月のグフタ読んじゃいましたよ!
そしたら凄く納得しましたよ!
気になる人は是非とも今月のグフタを読めば良いと思います!
今月は表紙も巻頭カラーも「甘々と稲妻」だから保存版ですよ!
1巻でつむぎちゃんの看病の時に話題に出てたパン粥が出てくるから! オススメ!
読了。メインの三人もよかったけど、友人のしのぶちゃん、ヤギさんが良かった。
とくにしのぶちゃんは女子力高いんだけど、友達思いで配慮ができて
嫌味を感じさせないのが、すごく良い。
「その9 おともだちとギョーザパーティー」で、恵へやってきたヤギさんへ、
つむぎちゃんが言った「ごめいわくかな?」のセリフに笑ってしまいました。
コメント by マサフミ — 2014/3/9 日曜日 @ 0:02:21
しのぶちゃん、良い友達ですよね! 1巻でもぼっちなことりちゃんを気遣って遊びに来てるし。
>つむぎちゃんが言った「ごめいわくかな?」のセリフに笑ってしまいました。
ですよねー!
こういったさり気ないトコにも可愛さがあるのがこの漫画の凄いトコだと思います。
コメント by フラン — 2014/3/9 日曜日 @ 19:09:42
八木の台詞「またこーゆー役回りなのか」での「また」の意味がわからなかったのですが、「主人公とその恋人を見守る役回り」という意味だったのですね。犬塚と小鳥の関係が大好きなので感動しました。ありがとうございます。
コメント by 斎藤 — 2014/8/27 水曜日 @ 16:00:40
あくまで私の想像ですが!>見守る役回り
でも多分そうなんじゃないかなー、と思います。
そうだと良いなー
コメント by フラン — 2014/8/28 木曜日 @ 0:42:24