■[ラノベ]狂った時代の気高き友情「とある飛空士への誓約」5
とある飛空士への誓約 5 (ガガガ文庫)
著者/訳者:犬村 小六
出版社:小学館( 2014-03-18 )
文庫 ( 304 ページ )
作者twitter:犬村小六 (inumura569)さんはTwitterを使っています
絵師サイト:ALL GREEN
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Kindle版1巻:とある飛空士への誓約 1 [Kindle版]
Kindle版2巻:とある飛空士への誓約 2 [Kindle版]
Kindle版3巻:とある飛空士への誓約 3 [Kindle版]
Kindle版4巻:とある飛空士への誓約 4 [Kindle版]
本日、飛空士シリーズ最新刊「とある飛空士への誓約5」発売ー。国家と時代に翻弄されるエリアドールの七人をさらなる激震が襲う! アニメ「恋歌」とのリンクもお見逃しなく-。ラストはきっと「作者○ね」の大合唱╰( ´◔ ω ◔ `)╯やったね http://t.co/xxpfGx7McN
— 犬村小六 (@inumura569) March 17, 2014
読む前に作者がこんなこと言ってたから不穏でならなかったんですが、
そんなにヒドイことにならなくて良かったですよ。
ただ、確かに「恋歌」の余韻が別のモノになるのは確かなので、
アニメから入った人とかは若干ショックを受けるかも…
セントヴォルト帝国と秋津連邦が戦端を開いたために、
秋津人である清顕とかぐらは軍警察に拘束されてしまった4巻ラスト。
この5巻では「エリアドールの七人」がそれぞれの思惑で二人を解放するため、
協力し、策動していく展開になっています。
それにしてもこの5巻でのバルタザールは良いですよね! ホント!
セシル相手だと殆どコメディ要員にしか見えない。(笑
自分が優秀だと自負していて、実際その通りなんだけど、
それ故に他人を見下していることがその相手に筒抜けなのを見抜けてないのが笑えます。
それでも自分が冷血だと自覚しているのに、実際はその通りではなく、
それ故にセシルの信頼を勝ち取り、物語が大きく動いていくのが面白いです。
バルタザールは人間としての魅力が格段に上がったよなぁ…
そんなバルタザールの可愛い所を見抜いていたのがかぐらで、
そんなかぐらのことをバルタザールも大切にしていたのが判って良かったです。
互いを思い合う二人には是非幸せになってもらいたいんだけど、時代は戦争が不可避であり、
二人が殺し合わなければならないのが辛くてたまらないです。
それは清顕とイリアに対してもそうで…
多分、セントヴォルト帝国と秋津連邦が戦争すること自体も、
ウラノスの暗躍のせいだと思われるので余計に辛いです。
その全ての元凶であるウラノスですが、
王位継承問題にニナが絡んでくることは意外でしたが、
一番意外だったのはアリーメンが出てきたことでした。(笑
ミオもそうひどい扱いを受けてないっぽいのでちょっと安心しましたが、
やっぱりあのラストがなぁ…
何とか恋歌ともどもハッピーエンドに落ち着いて欲しい所なんですが…
はたしてどうなるのか…
作者の今までの前科が前科だけに心配でなりませんね。(笑
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