■[漫画]嵐の前の静けさ「まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」」10巻
まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る! 」 (10) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:石田 あきら
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2014-03-22 )
コミック ( 164 ページ )
原作者サイト:m2lade JAM
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作者サイト:LifeLikeLove
作者twitter:石田あきら (Akira_Ishida) は Twitter を利用しています
Kindle版9巻:まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」(9)[Kindle版]
Kindle版8巻:まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」(8)[Kindle版]
Kindle版7巻:まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」(7)[Kindle版]
毒矢を射られ、九死に一生を得たとはいえ未だ重体の魔王は魔界を族長会議に任せ、
久しぶりに冬越し村の屋敷に戻って療養することに。
蒼魔族の動向が気になる中、人間界も水面下で動きつつも仮初めの平穏を見せ、
しばらくは穏やかな日常が戻ってきたように見えたが…
この10巻を読んで改めて思ったのは女性の強さですね。
表紙にもなっている火竜公女は並み居る族長の前で臆せずに自分の意見を述べる公的な行動だけでなく、
一人の女性として魔王と一対一で話し合う心の強さも持ってましたからね。
彼女は誇り高く気丈な性格だけど、それでも二人が話し合った後の目元を見れば、
公女も一人の女性なんだな、と思わされます。
こういった演出が石田あきら版の妙だよね。
そしてもう一人、少しずつ、しかし誰よりも成長していっているのがメイド姉です。
あの日、広場の中心で人間宣言をしたからこそ、
自分自身を磨くために暖かな場所から出ていく決意をしたのが凄い。
彼女は間違いなくもう一人の主人公とも言える人物なので、
彼女の今後の動向にも注目して欲しい所ですね。
さて、終盤にはついに蒼魔族が動き出し、
更にやり手のベンチャー企業社長のようなカリスマと実行力を持つ王弟元帥は、
着々と準備を整えているのでまたしばらくは魔王と勇者は厳しい状況になりますが、
みんなの力を結集して乗り越えて欲しいものです。
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