■[漫画]真っ直ぐ恋する少女たち「やさしいセカイのつくりかた」5巻
やさしいセカイのつくりかた (5) (電撃コミックス)
著者/訳者:竹葉久美子
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2014-06-27 )
作者サイト:ego ideal
作者twitter:竹葉久美子 (takebakumiko)さんはTwitterを使っています
Kindle版:やさしいセカイのつくりかた (1)
Kindle版:やさしいセカイのつくりかた (2)
Kindle版:やさしいセカイのつくりかた (3)
Kindle版:やさしいセカイのつくりかた (4)
遂に葵がギフテッドであることがハルカにバレてしまい…!?
そんな強烈なヒキで終わって心配が募る4巻でしたが、
この5巻ではその心配を綺麗さっぱり払拭するハルカの行動に安心しました。
ハルカは勉強の才能は並みでしかないかもしれないけど、
友情とかの感性は歪んでない、真っ直ぐで良い子で本当に良かったです。
でも、そんな真っ直ぐなハルカでも、
悠くんと同じ才能を持ち、同じ地平を見ることが出来る葵に嫉妬してしまうのが、
恋というものなんだよなぁ。
葵に言っていた
「みんな言いたくないことのひっつやふたつはあるって」
「羨ましいぐらいだよ」
というのは本心なんだろうなぁ。
この時のハルカの表情からは心の底にある嫉妬の感情が少しだけ滲み出ているように見えます。
ただ、その恋の行き先である悠くんは真っ直ぐに物理の世界に向いていて、
ハルカの気持ちも察することが出来ないし、加山先生の本心にも気付かないし、
ましては葵が自分のことを好きだと勘違いしてしまうレベル。
そして何より、少し寂しい気もするけど研究の道に戻ろうとするストイックさ。
ハルカはそこに魅力を感じたのかもしれないけど、結構残酷だよなぁ…
特に、最後のハルカの精一杯の勇気に対して、
悠くんが感じた気持ちは本心なんだろうけど、だからこそより残酷だと思いました。
それと冬子の方の恋模様ですけど、
小野田先生の元奥さんはどことなく似ている気がします。
うーん、性格とか性に対する積極性とかは全然違うんだけど、
好きな人に向ける笑顔の雰囲気が似てる気がするんですよね。
だから冬子はまだワンチャンある気も…?
あと、余談ですけど香代のおっぱいってマジででっかいですよね!
こんなに可愛い美少女たちが出てくる漫画だというのに、
論文は引用されてなんぼだというトコもさり気に描いてくるくらい、
ちゃんと研究の世界を土台にしているから凄いと思います。
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