■[漫画]独身こじらせ男と結婚と「神崎くんは独身」
神崎くんは独身 (芳文社コミックス)
著者/訳者:二宮ひかる
出版社:芳文社( 2014-12-16 )
芳文社の週刊漫画TIMESからは「ダブルマリッジ」に続いての単行本です。
そして「ダブルマリッジ」に出てきたキャラクターも登場していますが、
割りとそこら辺は気にしなくて大丈夫な内容になっています。
一応あとがきで二つの作品の関係性が明かされてますが、
そこまで気にしなくて良いんじゃないかと。
この単行本は表題になっているような「神崎くん」シリーズの中編二つと、
その間に短編が二つあるというちょっと風変わりな構成になっています。
「神崎くん」シリーズの前半は正に二宮ひかるだなぁ、と思わせる内容です。
アラサーの神崎トモヤの家に、ある日同い年のイトコであるユウコが訊ねてきて、
泊めてくれ、と頼み込んでなし崩しで一緒に暮らすことになるんだけど…
ユウコに翻弄されている神崎くんが如何にもだなぁ、と。
そして几帳面で真面目な所が長い独身時代でこじらせすぎて、
妙なコダワリを持ちまくってる所も非常によく判りますし共感出来ます。
私も服の畳み方とか決めてるし、ついでに言うと干し方とかもコダワリがあります。
だからユウコに「絶対結婚できないわ」と言われて心にグサリと来ました。(笑
その終わり方まで含めて二宮ひかる作品だなぁ…
と思ってたらまさかの後半部分で驚きでした。
ある意味読後の余韻を壊されたんだけど、これはこれでというか。
いやはや、長い間二宮ひかる作品読んできたけどこういった展開は予想外だったなぁ。
時系列的にハネムーンサラダ的な表紙のような感じにはならないので、
そこだけはご注意下さい。
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