■[ラノベ]人類に仇なすレッドアイを駆逐せよ「絶対ナル孤独者 2 ―発火者 The Igniter―」
絶対ナル孤独者 (2) ―発火者 The Igniter― (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2015-02-10 )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
8ヶ月ぶりの2巻刊行となりましたが、
この2巻でやっとこの物語が始まった、という所まで来ました。
宇宙から飛来した”サードアイ”の力や、特課に所属する”ジェット”の仲間たちの顔見せ。
そして”ルビーアイ”の組織の片鱗が見えてきたりと、
ここから物語が大きく動き出し始めます。
今回の敵は”発火者(イグナイター)”
かつて特課が手傷を負わすも取り逃がすだけでなく、
一人の仲間を脳死に追いやってしまった苦い経験のある能力者。
その能力は”酸素”を操るという生物にとっては致命的なモノ。
その能力でもって都心で次々と焼死体を作り上げていく”発火者”相手に、
特課に所属したばかりの”孤独者(アイソレータ)”ミノルが挑む…!
1巻では殆ど見せ場がなくて顔見せだけだったヒロインのユミコも、
今回は排気量800ccの大型バイクに跨がりマッハ0.7で加速するという、
豪快すぎる乙女っぷりを見せて大活躍してくれます。
ミノル相手に人工呼吸をほどこして初キスを捧げてくれたりと、
メインヒロインとしての面目躍如といった所ですが、
個人的には義姉の典江さんも捨てがたい所です。
もう今のうちに既成事実作っちゃえば良いんじゃないかな。
それにしても今回はミノルが主人公らしく活躍したと思うんですよね。
”発火者”を見付けたり、その正体に感づいたり、土壇場で真の能力に気付く頭脳プレー
そして最後にはユミコをその能力でもって救ったりとと大活躍ですよ。
だからこそ、オリヴィエに殴られたのは少々納得いかないというか。
オリヴィエが今回やったのって単に壁を斬っただけだし。(笑
そこはやっぱりちょっとモヤモヤしたかなぁ。
っていうか覚悟とか散々言っておきながら鎌倉の山海堂に行ってるとか…
ちなみに山海堂にはSAOの武器も売ってるので、
オリヴィエが使ったのはエリュシデータという可能性も…
いや、三章の内容から考えるとALOのエクスキャリバーかな?
そんなオリヴィエが活躍し、”屈折者(リフラクター)”小村スウが出てくる次の3巻ですが、
インタビューによればしばらく年に一冊刊行という、SAOPと同じペースらしいので来年までおあずけです。
小村スウも好きなヒロインなだけに待ち遠しいです。
それまではエヴァの「瞬間、心、重ねて」を見返して待ちたい所です。(笑
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