■[漫画]裏方たちの悲哀「ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり」6巻
ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 6 (アルファポリスCOMICS)
著者/訳者:柳内 たくみ
出版社:アルファポリス( 2015-03-30 )
連載サイト:ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり | アルファポリス – 電網浮遊都市 –
作者サイト:ギャラリーさを
2015年7月からアニメ放映開始!
アニメのキービジュアルを見る限りデザインは黒獅子さん版を元にしているみたいですが、
どちらのデザインも好きなのでどちらにしろ楽しみですね。
1クールにしろ、2クールにしろ、1クール目のラストは間違いなくこの炎龍編だと思うので、
今からこの漫画版を読むことをお勧めしますよ!
異世界「特地」での自衛隊の活躍を描いた本作ですが、
災害とも称され、戦力的に「空飛ぶ戦車」な炎龍の退治をダークエルフから依頼されるも、
炎龍の活動範囲が他国の国境線を跨ぐために断らざるを得なかった自衛隊。
しかし、伊丹二等陸尉だけはテュカの壊れた心を癒すために、
テュカ、ロゥリィ、レレイ、そしてヤオを伴い炎龍退治に向かうことに…
いやはや、今回は裏方の柳田さんが不幸でしたね。(笑
無茶苦茶やる伊丹はちゃっかり昇進して、美少女にモテモテとか、
真面目な自衛官ならそりゃ切れるのも仕方ないとは思いましたが、
まさか鼻水たらすほどに興奮するとは…(笑
しかも、伊丹の尻ぬぐいで上官や関係各所に判子リレーしてストレスを溜めて、
更にはデリラに刺されるとか不幸のオンパレードやで…!
まぁ、それもこれもヤオを唆した因果応報… なのかな…?
この巻では伊丹たちと炎龍の戦いはまだ前哨戦という感じでしたが、
伊丹の行動に触発されて名乗り出たエルベ藩王国国王によって越境許可が出て、
自衛隊が炎龍退治に動き出し、
戦力偵察でF-4と炎龍が繰り広げたドッグファイトは非常に圧巻でしたね!
そしてそのオチが最高に笑えましたね!(笑
これだからこの作品は面白い!
それと原作では特に描写がなかった自衛隊の行軍風景ですが、
渡河作戦まで含めてきっちり描いているのが素晴らしかったです。
確かに中世レベルだと自衛隊車両は幅員ギリギリの道路しかないでしょうし、
何より石橋だと渡河すらも難しいでしょうしね。
こういった細部まで描くあたり、流石は竿尾悟さんだと感心することしきりでした。
巻末の描き下ろし4コマも相変わらず面白かったし、
次回の炎龍退治編クライマックスも今から楽しみですね。
もちろんアニメ版も期待してますよ…!
このゲート「コミック版」で残念なのが警務隊の扱いです。
現行法では民間地域に自衛隊が展開している場合(災害派遣など)
巡察は警察主導で警察と警務隊の2人ペアで行います。
次に警務腕章について、
陸自の場合:左腕 腕章は上部が警務 下がMP
海自の場合:右腕 腕章は陸自と同じ
空自野場合:右腕 腕章は上がMP 下が警務
となっており遠くからでも、視認しやすいのが特徴なのが生かされていないのが残念。
コメント by ポメキチ — 2015/4/3 金曜日 @ 13:12:57
>ポメキチさん
コメントどうもです。
ふと思ったんですが特地って民間地域の扱いなんでしょうか…
いや、アルヌスに関しては民間地域になるのかな?
ここら辺はアニメだとどう描かれるんでしょうね。
7月から色々楽しみではあります。
コメント by フラン — 2015/4/4 土曜日 @ 7:05:44