■[漫画]一生懸命な恋物語「いなり、こんこん、恋いろは。」10巻
いなり、こんこん、恋いろは。 (10) (カドカワコミックス・エース)
著者/訳者:よしだ もろへ
出版社:KADOKAWA/角川書店( 2015-05-02 )
作者サイト:公式サイト
作者twitter:よしだもろへ (yoshidamorohe)さんはTwitterを使っています
Kindle版:いなり、こんこん、恋いろは。 (1)
Kindle版:いなり、こんこん、恋いろは。 (2)
Kindle版:いなり、こんこん、恋いろは。 (9)
Kindle版:いなり、こんこん、恋いろは。 (10)
神と人間の友情と恋の物語、完結!
伏見稲荷大社に祀られるうか様と人間のいなりの友情と、
いなりと丹波橋くん、うか様と燈日の一生懸命な恋物語が、
この10巻で堂々の完結を迎えました!
全10巻という程よい長さでここまで綺麗に終わるとは、
これはもう充分名作と言って良いのではないでしょうか…!
うか様の神通力がいなりに流れたせいで、
いなりは新神になりかけ、うか様はちょっと人間寄りになってしまい、
危うい均衡の上に成り立つ状況で男の子たちが良い所を見せてくれましたよ!
惚れた女のためなら高天原にだって行っちゃうし、
大事な家族と会えなくなろうとも、惚れた女の傍に居る決意をするんですよ!
いやー、いなりとうか様は良い男に惚れましたね。
それとうか様を見た人たちのミーハーっぷりが面白かった。(笑
いなりの両親だけじゃなく、まさか墨染さんまであんなにはしゃぐとは。
シリアスなストーリーが進行中でもちゃんと笑える微笑ましいネタがあって、
安心して読めるのがこの作品の良い所だと思います。
内容的には少女漫画そのものだったんですが、
味付けというか見せ方が青年漫画寄りだったために、
女性と男性、両方が楽しめる内容だったと思います。
途中、いなりの行動にヤキモキすることもあったけど、
まだ中学生の女の子だと思えば全然許容範囲でしたしね。
それにしても終わり方が本当に綺麗だったなぁ…
昔ながらの変身魔法少女モノを踏襲した形なのかもしれないけど、
単行本描き下ろしのエピローグ含めて素晴らしかったです。
全10巻というボリューム含めて良い作品だったと思います。
面白い漫画を読ませていただき、ありがとうございました。
しかし10巻通して読んで思ったんですが…
やっぱりこの漫画の真ヒロインはいなりではなく、うか様だと思います。(笑
最近のコメント