■[漫画]進め! 電波女子「波よ聞いてくれ」1巻
波よ聞いてくれ(1) (アフタヌーンKC)
著者/訳者:沙村 広明
出版社:講談社( 2015-05-22 )
Kindle版:波よ聞いてくれ (1)
世界の「NARUTO」に多大な影響を与えた「無限の住人」(参考:[前編]岸本斉史×沙村広明対談)
その作者である沙村広明がアフタヌーンで連載を開始したのが、
この「波よ聞いてくれ」なんですが、今回は人が死にません。
どちらかと言うと「おひっこし」に近いノリです。
主人公は札幌のスープカレー屋で働く鼓田ミナレ。
失恋の哀しみをバーで知り合った見知らぬおっさんに語る程の酒癖の悪さ。
しかし翌日にすっきりして店で働いていたら、
流れていたラジオから自分の声が聞こえてきて…
いやー、凄いね、流石は沙村広明さんだわ。
漫画のテンポが素晴らしく良いんですね。
次から次へと笑わせてくれる展開が連続しているし、
何より主人公のミナレさんが面白いんですよ。
というか第一話のインパクトが強すぎてヤバイんですよ! (笑
第1話「お前を許さない」は読めるのでまずは読んで欲しいですね!
ラスト3ページを読んだ時にインパクトたるや!
これは是非とも前情報なしで読んで欲しい!
それにしても後書きで書いてましたが、
ラジオと恋愛の漫画のはずなのに、恋愛成分うっすいですねー
確かに初っ端から失恋話ではあるのですが、
ミナレというキャラクターの強烈さで恋愛成分が薄まるというか。
カレー屋の同僚との話もコメディにしか思えないから困る。(笑
「無限の住人」みたいなエログロを期待するとダメですが、
間違いなく沙村広明さんの作品だと感じることが出来るので、
ファンの人は読むことをお勧めします。
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