■[漫画]卑怯な相手にも正々堂々「食戟のソーマ」17巻
食戟のソーマ 17 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:佐伯 俊 森崎 友紀
出版社:集英社( 2016-03-04 )
作者サイト:傾国美塵
Kindle版:食戟のソーマ (17)
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かつて遠月を追放されながら十傑によって招聘され、新たな総帥となった薙切薊。
娘のえりなを冷酷な料理判定マシーンの如く洗脳した過去から、
トラウマを抱えるえりなは再びその影に囚われることに。
そして薊政権の大胆な方針が内外に示されて遠月学園は大きく揺れて…
事態は大きく、そして性急なまでの早さで動きましたね!
えりなは心を囚われてどうなることかと心配してましたが、
まさかいきなりアリスが動くとはなぁ。
幼いころから仲が良かった従姉妹だからこその遠慮のなさなんでしょうけど、
お陰でえりなが友人たちに囲まれる姿を見ることができて良かったですよ。
冷酷な女王様のえりなも良いけど、こういう微笑ましいのも良いよね!
特に巻末描き下ろしの大勢でトランプをする楽しさにはしゃぐえりなが可愛くて可愛くて!
普通は小学生のころに体験するだろう楽しさを周回遅れで楽しむえりなが可愛い。
それはそうと着の身着のままなえりなが極星寮でお風呂に入った時に、
一体誰の寝間着を借りたのかちょっと疑問だったんですが、
描き下ろしで非常に納得の行く説明がなされていて面白かったです。
そうだよね、胸の大きさから考えてそれしかないよね…(笑
そして少年漫画の王道を行く展開な薊政権への反抗が面白い!
叡山先輩があからさまなまでに悪役なんですよねー
それに対抗する創真はまさに主人公って感じですよ。
卑怯な相手にも真っ直ぐ勝とうとするから格好良いんですよね。
また、天然な創真がナチュラルに叡山先輩の心をエグって、
叡山先輩の顔芸を見せてくれるのも面白いです。(笑
ただ、薊政権の政策は一見悪くないように見えるのも確かなんですよね。
その方針は技術者系の営利企業と似たようなものがありますし、
遠月学園の容赦無い篩い落としによる退学者の多さにも問題はあると思いますし。
ただなぁ、遠月学園において料理って技術ではなくて創作なんですよね。
そういう意味ではやっぱり合ってないとも思えます。
次の18巻では叡山先輩との食戟の結果と、
薊政権という敵の陣容が明らかになってきますよ。
これからどう物語が動くのか全くわからないだけに楽しみですね!
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