■[漫画]男もドン引きな70年代のエロ漫画「女犯坊 怒恨鉄槌篇」1巻
女犯坊 怒恨鉄槌篇 (1)
作者:ふくしま 政美
原作者:滝沢解
寛政八年、寛永寺――性欲をこらえきれずに、戒律を破って女を買った道楽坊主、その数六十七名が晒物にされていた…。 女犯だと?お笑い草よ、女も抱けぬ仏がいてたまるか、仏こそが最高の性力者なのだ!! これが女犯道、おれの世直しだ!!
1974年から1976年に「漫画エロトピア」に連載されていたという怪作。
実に35年前の作品ということでそもそも私は生まれてない時代な上に、
当時のクレイジーさはキン肉マンの非ではなく、しかもそれがエロとくれば尚更。
劇画タッチ云々の前にその内容のぶっ飛び具合に頭がおかしくなりそうです。
近年「漫画サンデー」にて原作者を坂本六有氏に変更し、現代を舞台にして復活したお陰か
復刻版が出て、更にeBookにて電子書籍化されているので比較的手に取りやすいとはいえ、
間違ってもエロさを期待して手を出さない方が良いです。
どちらかと言うと昔の漫画のクレイジーさを笑って楽しめる人向けか、
当時読んで興奮していたであろう現在五十路の方々のコレクターアイテムとしてならお薦めできるかも…?
どんくらい狂ってるかというと、色欲に狂った傍若無人な行いを繰り返す姫を相手に、
馬の睾丸から作った香油で興奮させ、馬のアレを欲しくさせて、
女犯坊・竜水が念仏唱えながら馬ごと担いで突貫して貫通死させるというクレイジーさ。
しかも締めの台詞が「これがわしの世直しじゃあーっ!!」という当たり頭がおかしいとしか言い様がありません。
当然のように阿片を使ったり、女陰妖怪や子宮妖怪という名の女性相手に大立ち回り。
もう1巻を読んだだけで息切れしてしまいそうな程のネタまみれです。
しかし当時の風俗的にこれは全然アリだったんだろうなぁ、と思うと感慨深いような気も…
しないでもないけど、それは間違いでしょうね! うん!
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