■[漫画]やはりこの声優業界はまちがっている。「ガーリッシュ ナンバー」1巻
ガーリッシュ ナンバー (1) (電撃コミックスNEXT)
著者/訳者:堂本裕貴
出版社:KADOKAWA/アスキー・メディアワークス( 2016-07-26 )
ComicWalker:ガーリッシュ ナンバー
原作者twitter:渡航(@watariwataru)さん | Twitter
作者twitter:堂本裕貴(@domoto64)さん | Twitter
Kindle版:ガーリッシュ ナンバー (1)
狭き門を潜り抜けてデビューした新人声優の烏丸千歳。
実兄にして元声優の悟浄をマネージャーに持ち、
モブ声優をこなす彼女は仕事というか人生を舐めきっていた…
この物語はゲスくて仕事を舐めている新人声優の烏丸千歳による、
新たな声優物語である…!(多分
原作が「俺ガイル」の渡航さんで作画は「りぷねす」の堂本裕貴さんの新作です。
10月から始まるTVアニメの前日譚らしいのですが、
この漫画版だけでも充分面白いですよ。
というか単行本の帯に載っている情報から初めてこれが前日譚であることを知りました。
いやー、てっきりこれがそのまんまアニメ化されるもんだと…(笑
原作者が渡航さんな時点である程度察することができますが、
主人公は前述したとおりに割りとひねてます。
しかし、ひねているからこそ声優業界の現実を「おかしい」と感じて、
それでいながら業界を泳いでいるんですよね。
しかし… 声優業界は稼げないと言われるけど…
こう… 具体的な金額が見えるとヤバイな…
ソシャゲがこんだけ流行ってるから仕事が増えてると考えがちだけど、
増えたとしても単価が安ければ意味がないというね。
それにしてもこんなに声優という仕事を舐めきってそうな千歳が、
よく新人声優としてデビューできたな、と思ってたんですが、
どうやら天然で天才な予感がヒシヒシと感じられますね。
仕事を舐めていながら才能があるからデビューできるとかシビアだな…
それ故に作中に出てきた中堅ながら低収入な片倉さんが辛いぜ…
漫画として面白いですし、渡航作品としても面白いですし、
TVアニメの前日譚ということで予習する意味でも意義があると思うので、
同日発売の小説版ともども手にとってみると良いと思います。
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