■[漫画]ヤクザスレイヤー「青猫について」1巻
青猫について 1 (ビッグコミックススペシャル)
著者/訳者:小原 愼司
出版社:小学館( 2016-10-12 )
連載サイト:やわらかスピリッツ – 青猫について
作者サイト:施療院島
作者twitter:小原愼司 (@w0hara)さん | Twitter
Kindle版:青猫について (1)
終戦直後の日本。
無法地帯と化した闇市でシノギを削るヤクザたちが怖れる存在があった。
その名は人斬り青猫。
その正体は黒のセーラー服に身を包み日本刀を携えた少女。
火男の刺青を入れた集団に家族を殺された彼女は、復讐のために仇を追い求める…
「菫画報」「二十面相の娘」「地球戦争」でお馴染みの小原愼司さんの新作は、
まさかのエログロバイオレンス!
連載がやわらかスピリッツというWeb媒体というのも意外でしたが、
これが存外に合っているというか、とても面白いです。
特に青猫のキャラクターが良いですね。
まず、良家で育った子女らしいあどけなさが良い。
黒髪お下げでセーラー服という少女らしい愛らしさ。
それでいながら人を人とも思わないように斬りまくる姿が凄い!
老若男女問わず、ヤクザとみればまず斬る。
そこに一つのためらいもなし!
そして敬虔なクリスチャンらしい決めゼリフ!
いやー、良いですねぇ…
ゾクゾクしますね…!
私はエログロとか苦手な部類ではあるのですが、
それでも惹き付けられる魅力がここにはあるのです。
元々小原愼司作品ファンというのもあるのでしょうが、
やはり普通に面白いってのがあると思うのですよ。
まぁ、エログロなので人は選ぶと思いますが。
青猫と姉を探す年下の相棒に、モーゼル使いの女殺し屋カラスに、
青猫の仇にしてカラスを雇った火男の刺青の男。
この1巻の時点でかなり完成度が高いのでぐぐっと物語に引き込まれると思います。
エログロ耐性がある人は是非読んで欲しいですね。
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