■[漫画]青春リバイバル「SALAD DAY single cut ~由喜と二葉~」1巻
SALAD DAYS single cut~由喜と二葉~ ( 1) (ニチブンコミックス)
著者/訳者:猪熊 しのぶ
出版社:日本文芸社( 2016-11-28 )
連載サイト:Webゴラクエッグ|漫画ゴラク公式サイト
作者サイト:ぜい肉キロ10万円
作者twitter:猪熊しのぶ(@shinobu_inokuma)さん | Twitter
Kindle版:SALAD DAYS single cut~由喜と二葉~ (1)
旧作:サラダデイズ | マンガ図書館Z – 全巻無料で読み放題
約20年前、多くの中高生を虜にしたラブコメ漫画「BOYS BE」と「サラダデイズ」
今でいうリア充向けだったマガジンの「BOYS BE」に対して、
古き良きサンデーの血脈を受け継ぎし「サラダデイズ」は、
非モテ系オタクにどストライクな漫画でした。
その「サラダデイズ」も今ではマンガ図書館Zで全巻公開されているのですが、
それとは別に、ゴラクエッグでリブート作が始まりました!
オムニバス形式だった「サラダデイズ」の中でも特に人気が高く、
私も大好きだった由喜と二葉の二人を軸としたラブコメ漫画として…!
両親の北海道の引っ越しとは別に、
親類が大家のアパートに一人暮らしをして地元に残り高校に進学した由喜。
引っ越さなかった理由は付き合っている彼女と別れたくないから、
という青春そのものだったが、一人暮らしをし始めた矢先にフラれてしまう…
そんな失意の由喜が高校で出会ったのは美人と評判の二葉なんだけど、
初っ端からラッキースケベ三連続を炸裂させてしてしまい…
話の大筋は旧作と変わってないんですが、今でも全然面白いですね!
思い出補正があるとは思うんですが、
それでも読んでて嬉し恥ずかし状態のニヤニヤが溢れ出て、
コタツの中でゴロゴロと萌え転がってしまいましたね!
やはりね、アパートの隣に住んでいるというのが青春ですよ。
子供の頃に「めぞん一刻」というラブコメ漫画の金字塔に出会ったがために、
一人暮らしのアパートというものには一種の憧れがあったからなぁ…
私も大学進学の時には夢で胸を膨らませていたっけ…
まぁ、出会いは全くなかったんだけどね!
しかし流石に20年経ってると違う印象も受けてしまう箇所がありますね。
特に周人先生に関してはそう感じるかなぁ。
当時は特に何も感じなかったんだけど、
大人になった今なら、周人先生の周囲への説明不足っぷりに気付いちゃいますね。
バンド仲間からすると「夢見させるようなことやるなよ!」
とキレちゃうのも納得というか。
まぁ、周人先生も二十歳そこそこだから仕方のないことかもしれないけどね。
由喜と二葉のラブコメ漫画としての秀逸さは変わらないし、
由喜の胸を焦がすような青臭いほどの恋への共感は移ろわないので、
今の中高生にも充分受けると思いますし、
20年前「サラダデイズ」を楽しんでいた同士諸君も充分楽しめますので、
是非読んで欲しいですね。
それと描き下ろしで新旧比較とかもやってくれてます。
こうして見ると絵柄の変遷が一目瞭然ですねー
読んだ印象は当時と余り変わらなかったんですけどね。
今も昔も、時代の中でも洗練された絵柄なのが原因なのかも。
それにしても単行本描き下ろし4コマには笑ってしまった。
まさか「君の名は。」のネタで来るとは…(笑
猪熊しのぶさん、流行のチェックに余念がないですね!
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