本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2016/12/26 月曜日::

■[雑記]この作品に感動した! 2016

2016年はいつも読んでる漫画やラノベ以外にも名作傑作が多かったので、
今年の感動した作品ランキングを作ってみました。

■1位:君の名は。(劇場アニメ)
新海誠監督作品 君の名は。 公式ビジュアルガイド

実を言うと新海誠作品はエロゲのOP以外だと、
「雲のむこう、約束の場所」くらいしか観ていないんですよね。
あの独特のジュブナイル的な空気感と、
鬱屈した雰囲気とやりきれない読後感がどうも苦手で。

そんな私が何故「君の名は。」を観たかというと、
男女入れ替わりモノが好きだというのもありますが、
今度の新海誠は鬱エンドじゃない、という感想がSNSで見かけたからです。
綺麗な新海誠なら興味が湧いてきたので会社帰りにレイトショーで観たわけですが…

今更語るまでもないですが、素晴らしいの一言でしたね!
新海誠の美麗なアニメーションと、
手垢がついているが、それ故にわかりやすい王道設定と、
ストーリーを盛り上げてくれるBGMと挿入歌に、
鑑賞後の余韻を楽しめる綺麗なエンディングと、全てが最高でした。

今までの新海誠というイメージを良い意味で裏切られ、
今後の新海誠への期待が多いに高まりました。

■2位:うたわれるもの 二人の白皇(PS3,4,Vita)
うたわれるもの 二人の白皇 - PS3

うたわれるもの三部作の最終章。
PCエロゲ版の初代からずっとプレイしてきましたシリーズになります。

「偽りの仮面」も面白かったですが、この「二人の白皇」の面白さは別格ですね。
三部作の最終章だからこそ見せられる集大成的な面白さと、
今までの2作品で丁寧に描いてきたキャラクターだかこそ魅せられるストーリーと、
ホント素晴らしかったです。

オシュトルとしての人生を歩むことにしたハクが、
真実を伝えることができないもどかしさと、
それでも一緒に歩んできたことで少しずつ伝わっていく展開の妙味が良いんだ!
特に何気ないポロッと素が出た呟きから真実を察していくクオンを見てると、
胸の奥から生まれた感動のさざ波が全身に広がっていくように感じました。

戦略シミュレーションとしての難易度はそれほどでもなかったですが、
ぬるゲーマー的にはこれくらいが丁度良かったですね。
たまに何度も失敗する戦闘がありましたが、これはこれで。

ちなみに一番感動したエピソードはマロロの最期でした。
ルルティエやアトゥイにクオンにネコネと魅力的なヒロインは多々いましたが、
ヒロイン度はマロロが一番高かったと思います。(笑

■3位:Fate/Grand Order(スマートフォン向けアプリ)

サービス開始当初は余りのバグの多さと不親切なUIとシビアなガチャに先を危ぶまれましたが、
「TYPE-MOONだからきっと名作になるはず…!」
と信じて毎日欠かさずプレイし、課金もそこそこしてきましたが、
その期待に500%応えてくれました。

メインシナリオは5章あたりから本領が発揮されてきたと感じましたが、
6章で本格的に起爆し、7章ではそれは見事な大爆発を見せてくれましたよ。
これだよ! このプレイ後の余韻こそTYPE-MOONだよ!
ホント、1年以上プレイしてきて良かった…!
数万円課金してきたけど元は取れたと感じましたね!

また、ストーリーの面白だけでなくバトルも何だかんだで面白かったです。
特にラスボスは凄い初見殺しで勝てるビジョンが描けなかったんですが、
育てたサーヴァントを組み合わせて突破すると達成感があるというかね。
シンプルなんだけど割りと奥深かったです。

ちなみに高校の時に世界史を取らなかったのを後悔しております。
まぁ、取っててもアーラシュとか知らなかったと思いますが。(笑

■4位:この世界の片隅に(劇場アニメ)
この世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック

原作既読で感想もこのブログに書いてます。
でもこの作品は漫画でこその面白さだろうと勝手に決めつけていたので、
クラウドファンディングも参加しなかったんですが良い意味で裏切られました。
監督の技量と情熱を完璧に見誤ってましたね。

とても原作に忠実であり、史実に誠実である作品でした。
こうの史代作品独特の空気感を表現する作画に、
すず役ののんの名演技に、BGMに、色使いと全てが凄い。

また、基本的に原作に忠実なんですがりんさんのエピソードを端折ってたり、
爆弾の描写が異なってたりと色々と変更はあるのに原作を読み直してから気付いたんですが、
全く違和感がなかったあたり、原作への理解度が高いからこそなんだなぁ、と思いました。

この作品の面白さを具体的な言葉に表すのはとても難しいです。
私の語彙力では短い言葉にできません。
ただ「良かった…」とつぶやくくらいしかできないのが口惜しいです。

ちなみに地元が松山だったので方言はほぼ解読できました。
瀬戸内海を挟んでいるとはいえ方言は近いものがあるんですよね。

■5位:シン・ゴジラ(実写映画)
シン・ゴジラ Blu-ray2枚組

実写映画作品を映画館で観るのは実はこれが生涯で3作品目です。
ちなみに1作品目は変態仮面で2作品目がオデッセイです。(極端
ゴジラ自体も小学生くらいの頃にモスラのをTVで観たくらいなので知識はほぼ皆無。
役者もマフィア梶田以外誰も名前を知らない状態。(見たことある顔はいたけど)
でもエヴァはTV版からリアルタイムで追いかけてます。
そんな私が観ても超面白かったですね。

色々とやたらリアルに感じられるところとか、
日本っぽいところも面白かったし、
エヴァBGMも興奮したし、無人在来線爆弾には驚嘆しましたね!
ネタが非常に濃かったので2回目以降の鑑賞でも面白さを発見できたのも良かったです。

ちなみにこの映画で石原さとみさんの顔と名前が一致しました。
良いスタイルしてらっしゃいますね。

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