■[ラノベ]させっくす!「妹さえいればいい。」7巻
妹さえいればいい。7巻
出版社:小学館
作者名:平坂読
作者twitter:平坂読 (@hirasakayomi) on Twitter
絵師名:カントク
絵師サイト:5年目の放課後
Kindle版:妹さえいればいい。 7
Kindle版まとめ買い:妹さえいればいい。
DMM電子書籍:妹さえいればいい。 7
両想いで付き合い始めた年頃の男女はそりゃセックスするよね。
という訳で伊月と那由多がそれぞれ童貞と処女を卒業する7巻です。
古今、ライトノベルでは具体的なシーンの有無はともかく、
キャラ同士でセックスすることは割りとあるので、(最近だと「魔弾の王と戦姫」とか)
それほど不思議ではないのですが、
これが今年の秋からTVアニメ化されることを考えると挑戦してるな、と思います。
この作品は割りと生々しい描写が多くて、それが持ち味でもあるので、
そういったことをやられると中々にクルものがありますが、それはそれで有りかなぁ、と。
特に初体験を前にネット通販でゴムを準備したりするところとか、
妙に生々しいと言いましょうか。
まぁ、相手の那由多は銀髪巨乳という時点でフィクション感バリバリなんですけどね。(笑
しかし作品の途中で付き合うことになった男女は、
物語の結末で破局を迎えてしまうという前例(はがない)がありますから安心できません。
何しろ伊月には千尋くんという家事万能で可愛らしさMAXで、
男の趣味にも理解を示す完璧な義妹が隠されてますからね。
義弟ではなく義妹ということが露呈したらどう転ぶかわかりませんよ…!
もう一つ生々しいといえば春斗の心の機微とかも良いですよね。
京のことは好きだけど、フラれていることもあるし、
慕ってくれる巨乳女子の初ちゃんに二人きりの時に迫られたら、
とても我慢できそうにないってあたりが童貞男子してて好きです。
あと、「先輩」と呼ばれてトキメいてしまうチョロいところも。(笑
また、良くも悪くも生々しさが読者にドロドロとしたものを訴えかけてきたのが、
海津とアシュリーの過去回想に出てきた、伊月が尊敬する作家の関ヶ原幽のエピソード。
今までも存在は触れられてきてましたが、エキセントリックでトリッキーな人柄は有りですが…
まさか故人だったとは…
しかもネットの誹謗中傷で心をやられてたとか実感こもってますね。
平坂読さんも体調崩されてたことがありますし、
何よりMF文庫Jではヤマグチノボルさんみたいに亡くなられた作家さんが多いからなぁ…
ただ、春斗と初が話していたテンプレの話もそうですが、
読んで欲しい匿名の大多数には読まれなくて、
読む必要がない心ある読者にばかり伝わるというのが何とも世知辛いです。
私みたいな普通の読者も心苦く思ってるし、
できるだけデマは解消しようと努力してるんですが焼け石に水ですからね…
ヤマグチノボルさんが闘病していた時のまとめサイトとか本当に酷かったし…
まぁ、そういったドロドロとした気分になることもありますが、
基本的に伊月と那由多のラブっぷりが感じられて良かったと思います。
今から冬コミが楽しみです!
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