■[漫画]石器時代から飛躍してエジソンへ「Dr.STONE」3巻
Dr.STONE3巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎(リーチロー) (@reach_ina) on Twitter
作者名:Boichi
Kindle版:Dr.STONE (3)
Kindle版まとめ買い:Dr.STONE
DMM電子書籍:Dr.STONE (3)
3巻からは科学の使徒、千空が主人公です!
石から復活した人間の子孫と思われる原始的な生活をしているの村の住人とコンタクトし、
科学の力でコミュニケーションを積み重ねて人手を手に入れ、
どんどんと科学技術を加速していく様子が非常に面白いです。
はてなでも少し話題になってましたけど、
この手の石器時代からどう科学を発展させるのかというのは思考実験としてはそそるんですよね。
それを真面目にやりつつ、
漫画として面白く見せてくれる「Dr.STONE」はやはり面白い作品だと思います。
もちろん、コハクたちと言葉が通じるアドバンテージは大きいです。
日本人の子孫なら通じてもおかしくないんですが、
外来語を含めてほぼ通じてしまうというのはコミュニケーション上とても便利ですよね。
ただ…
桃太郎をはじめ、色々と言葉が通じる設定も伏線になってそうなあたり、
奥深くて面白いんですよねぇ。
子供だましではなく、しっかりと考察されているので大人が読んでも面白いんですよ。
奥深いと言えば北極星がポラリスから変わっているあたり”上手い!”と思いました。
3700年後ならケフェウス座β星あたりですね。
しかし前巻、箱根までの道のりで迷ったのも伏線だったとは…
ちなみに同じ遠未来を舞台にした作品「海皇紀」でも、
北極星が変わっている設定があるのでこの作品が少年漫画初ではないですね。
でも、そこに気付ける千空を含めて、よく練られている設定だと思います。
それにしても千空は本当に凄いですよね~…
万能薬サルファ剤の合成方法をソラで覚えているのもそうですけど、
そこに至るまでの道筋を根気よく進める気力が凄い。
もちろん、それを助けるコハクやクロムといった仲間がいてこそなんですけどね。
仲間と協力して次々と作り出し、ついにはエジソンが辿り着いた科学の叡智を、
限定的だとはいえ作り出すのはそそりますよ…!
かなり加速してきたとはいえまだサルファ剤まではまだまだですが、
このペースなら辿り着くのもそう遠くないように思えますよね。
続きもめっちゃ楽しみです!
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