■[ラノベ]迫り来る絶望「聖剣の刀鍛冶」6巻
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) 6 (MF文庫J)
著者/訳者:三浦勇雄
出版社:メディアファクトリー( 2009-06-25 )
定価:¥ 609
文庫
ISBN-10 : 4840128022
ISBN-13 : 9784840128025
作者サイト:ねこまる
絵師サイト:R/L
アニメ化決定、コミカライズ作品も1巻発売、
とノリに乗っている現状での最新刊の内容はなんと…!
これって所謂レイニー止め…、じゃないのかなぁ…?
上等シリーズでもあったけど、ここで止めるとは何て殺生な!
聖剣へ到る手掛かりを求め、初代ハウスマンの文献を漁り、
それでも足らないからと初代の生家がある群集列国の小国に向かうことになるルークたち。
帝政列集国となるも、帝国への併合を拒む小国だからと安心していたら、
魔剣イライザ・イヴァの強襲、そして敗北。
更に独立都市での会議も暗雲が立ちこめ…
と、非常にドキドキする展開です。
相変わらず無茶な夢を押し通す為に無理をして、
セシリーやルーク、そしてハウスマンだけでなくゼノビアたちが、
お互いがお互いを大切にしあうという良好な関係を築いている中だからこそ、
シーグフリードの行為は暴虐以外ではなく、絶望を思い知らされます。
今回はいつにも増して屡那さんのイラストが多かったような気がしますが、
この作品の魅力の一つが屡那さんのイラストなのである意味正攻法なような気もします。
セシリーやゼノビアのイラストもそうですが、
今回は末尾のセシリーの表情が際だっていたかな、と。
だからこそ、レイニー止めがキツイのですが…
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