■[漫画]船中暗殺「HUNTER×HUNTER」36巻
HUNTER×HUNTER36巻
出版社:集英社
作者名:冨樫義博
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王子たちに取り憑いた念獣の能力と、
護衛たちの念能力に、ハンター協会の思惑が絡まり合い、
複雑な様相を見せている船内だけど、
下層ではヒソカを追う幻影旅団が動き始めていて…
いろんな勢力がそれぞれの意思を持って動いているので、
すごく複雑な物語なんだけど、読んでるだけでなんとなく理解できてしまうあたり、
冨樫義博の天才性を再確認してしまいます。
この継承戦が始まった当初は王子たちの念獣の能力を推察していく物語になるかと思ってたんですが、
読者にあっさりと、その能力が次々と詳らかにされて驚きました。
もちろん隠されているところはあるんだけど、
その護衛を含めて読者には明かされていることが多いんですよね。
もちろんキャラクター同士は知らないことが多いので、
それを探り合い、騙し合い、それでも連携しながら戦いが始まるのは、
読み応えがあります。
ただ、今回読み応えがあるのは下層でヒソカを追い始めた幻影旅団でしょう。
3つの勢力に分かれたマフィアたちの抗争を、
我関せずと我が道を行く様子はとても幻影旅団らしいです。
ヒソカ抹殺という目的のためならマフィアだろうと、
カキンの王族だろうと問答無用なんだろうなぁ。
そこが幻影旅団の魅力なんですけどね。
しかし幻影旅団が侵入していることをクラピカが知ったら、
継承戦をほっぽり出す可能性もあるんだよなぁ…
はたしてどうなるのか…
本当に先が読めなくて、それ故に楽しみです。
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