■[ラノベ]ツンデレ系クールロリ枠の下剋上「魔弾の王と凍漣の雪姫」1巻
魔弾の王と凍漣の雪姫1巻
出版社:集英社
作者名:川口士
作者サイト:一〇八(仮)
作者twitter:川口士 (@kawaguchi_tsu) | Twitter
絵師名:美弥月いつか
絵師サイト:COLOR GIMMICK – 美弥月いつかの公式サイトです
Kindle版:魔弾の王と凍漣の雪姫 1
DMM電子書籍:魔弾の王と凍漣の雪姫 1
MF文庫Jで出て、アニメ化もされ、綺麗に完結した「魔弾の王と戦姫」シリーズ。
それのヒロインを代えたifというかパラレル的な作品がこの「魔弾の王と凍漣の雪姫」です。
ただ、何故か出版社がダッシュエックス文庫になってるあたり、
ラノベ業界のめんどくささを察することができるような気がします…
「魔弾の王と戦姫」ではツンデレ系クールロリ枠サブヒロインだったリュドミラ。
それが本作ではメインヒロインとなっており、主人公のティグルとはこの1巻の時点で相思相愛です。
ただ、お互いに戦姫と隣国の田舎伯爵嫡男と立場の違いがあるので、
ティグルがミラに相応しくなるために頑張るストーリーになるみたいです。
登場人物は「魔弾の王と戦姫」をほぼ踏襲していますが、
ティグルの父・ウルスとミラの母・スヴェトラーナが健在ですね。
また、ティグルとミラが過去に出会って想いを育んでたり、
何よりブリューヌとムオジネルの戦争から始まったりと、
ストーリーは大幅に変わってますね。
既視感はあるけれど、新鮮さもある内容になっています。
ツンデレのデレ期オンリーなミラが可愛かったり、
誠実だけど性欲もあるティグルに親近感が湧いたり、
ヴァレンティナが王族と結婚して幸せそうにしているのに驚いたり、
「エザンディス」後任のミリッツァが後輩キャラで面白かったり、
キャラクターの魅力も驚きと新鮮さが満ちていますね。
恐らく純然たる新シリーズとしても面白く感じるでしょうけど、
前シリーズを知っているとより面白く感じると思います。
2巻の発売も決まっているみたいですし、続きが楽しみです。
今度は流石に前シリーズと同じ全18巻の長編ではないと思いますが、
ミラが夢に見たように前シリーズと同じハーレムエンドになる可能性は、
捨てきれないというか、アリなんじゃないかな、と愚行する次第であります。
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