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:: 2018/11/20 火曜日::

■[漫画]荒野の自由「BLACK LAGOON」11巻

BLACK LAGOON11巻BLACK LAGOON11巻
出版社:小学館
作者名:広江礼威
作者サイト:Welcome.
作者twitter:広江礼威 (@hiroerei) | Twitter
Kindle版:BLACK LAGOON (11)
Kindle版まとめ買い:BLACK LAGOON
DMM電子書籍:BLACK LAGOON (11)

中華人民共和国の電網部隊所属のフォンこと李欣林は、
巨乳インド人ハッカーのジェーンから技術を盗むためにチームに潜入するが、
事前に身元がバレていて試験と称する罠にあっさりとハマってしまう。
ドイツと中国のパワーゲームの結果切り捨てられたフォンに過去の自分を重ねたロックは、
彼女を救うために博打を張ることにして…

BLACK LAGOON、4年半ぶりの新刊です。
作者の広江礼威さんが「Re:CREATORS」に関わっていたこともあり、
長い休載期間がありましたが面白さは変わっていません。
この11巻でフォン編も綺麗に終わっているので、
10巻から読み返すことをお勧めします。

しかし読んでて一番違和感があったのはネット環境とPC環境でしょうか。
作中の時代が20世紀末なことを否応なしに思い出されました。
現代だとタイでもネットカフェどころかネット環境はゴロゴロしてるだろうし、
そもそもディスプレイが液晶じゃないとか、時代を感じすぎですよ。
まさか現代を舞台にした漫画が連載期間中に過去を懐かしむようになってしまうとは…
時代の流れは早いなぁ。

時代は流れても外連味のあるレヴィの銃撃戦も迫力合ったし、
わずかな情報でロックが解決策を見付ける洞察力は面白かったし、
最後にはちゃんと救いがある終わり方だったのにも安心しましたね。
前回のロベルタ編もそうですが、後味の悪いのが多いからなぁ、この作品。

しかしフォンを罠に嵌めたジェーンですが、見事に人を呪わば穴二つでしたね。
ハッキング技術ではジェーンの方が何枚も上手ですが、
人間観察力や裏社会への理解度は圧倒的にフォンが上で、
見事に逆転劇されてるのは痛快でしたね。
これぞ因果応報ですよ。

まぁ、兎にも角にもやっぱり「BLACK LAGOON」は面白い!
と再確認できた11巻でした。
問題は続刊が出るのはまた数年先なんだろうな、ということです。
何しろ来春ゲッサンで新連載らしいですからね。
うーん、オリンピックまでには出ないかな、こりゃ…

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