■[ラノベ]北大陸の港で「理想のヒモ生活」12巻
理想のヒモ生活12巻
出版社:主婦の友社
作者名:渡辺恒彦
作者サイト:渡辺 恒彦
絵師名:文倉十
絵師サイト:ハイノハナ
絵師twitter:文倉十 (@haino) | Twitter
Kindle版:理想のヒモ生活 12
Kindle版まとめ買い:理想のヒモ生活
帆船での大陸間航行を無事終えて北大陸の国際港ポモージエに停泊することになった善治郎一行。
久しぶりの陸地での休暇ということで船員たちも羽を伸ばす中、
貴人である善治郎はフレア姫とともにポモージエを治めるポモージエ侯の歓待を受けることに。
王族としての仕事だけで終わるかと思いきや、
ポモージエを探索していたマルグレーテが同じ宿を利用するヤン司祭宛の伝言を預かってきて…
相変わらず面白かったです。
作品の特性上、のっぴきならない状況になる前にトラブルの芽を早めに摘み取る形なんですが、
それでも充分に面白いと思わせてくれます。
ぶっちゃけ対処療法の方が盛り上がるしエンタメとしては良いのかもしれませんが、
実生活においては予防が最も優れていますからね。
そう考えるとやはり善治郎は優秀ですよ。
やはり長い航海期間を一緒に過ごすと仲がよくなるみたいで、
ルクレツィアが善治郎との距離を縮めていたのにはちょっと驚きましたね。
アウラの助言も役に立っているんでしょうけど、
良い距離の詰め方だと思いますよ。
これはルクレツィアの側室入りが現実味を帯びてきたかなぁ…
今回、北大陸でも最新鋭の港であるポモージエを訪れることで、
南大陸との技術格差が浮き彫りになっていましたが、
魔法に関してはやはり善治郎たちの時空魔法は反則だなぁ、と思いますね。
また、善治郎の異世界知識のお陰でやり手のアンナ王女も良い感じに勘違いしてくれたのは、
カープァ王国としては時間的な猶予を勝ち取れたのかもしれませんね。
北大陸の教会の爪派と牙派といった新しい知識だけでなく、
白の帝国のことも少しわかったりと世界観設定も練り込まれているので、
とても興味深く続きが楽しみでなりませんね。
まぁ、次の13巻はまた一年後になるんでしょうけど…
安西先生… 早く… 読みたいです…!
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