■[漫画]無敗の流派 VS 無傷の英雄「修羅の刻」18巻
陸奥圓明流外伝 修羅の刻シリーズ久々の新刊です。
今回は東国無双編ということで、戦国時代に詳しい人なら誰でも知っている、
本多忠勝が相手です。
戦国時代前後の陸奥と言えば、織田信長の甥の陸奥狛彦と、
江戸時代初期に宮本武蔵と戦った陸奥八雲が居ますが、
今回の陸奥は狛彦になります。
さて、今回の相手である本多忠勝と言えば、
戦場で負った傷が皆無という伝説がありますが、
それを戦場で対峙した狛彦が使った技が無空波というのが、
上手くハマってるなぁ、と思うわけです。
というか、修羅の刻シリーズの面白いところは、
歴史のピースに陸奥をハメ混んだたら、
何故かピタリとハマってしまう整合性にあると思うんですよ。
今回も後書きにあるように他の要素もハマってて、
とても面白かったです。
格闘シーンの格好良さに関してはもはや語るまでもないですが、
蜻蛉切 vs 陸奥圓明流というのはやはり熱くなるものがありますよね。
今までも武蔵坊弁慶のようなリーチの違う相手との戦いはあったけれど、
あれほど切れ味のある槍の名手との戦いはなかったですからね。
忠勝の繰り出す槍の冴えを凌駕するために技を深めるとか、
陸奥はやっぱり奥深くて格好良いです。
さて、次は西国無双の立花宗茂ですね。
対するは狛彦の双子の片割れである不破虎彦なわけですが…
立花宗茂は武士としての強さも有名ですが、
武将として、為政者として人格者としても有名なので、
それをどう描き、どう戦いを彩ってくれるのか楽しみですね。
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