■[漫画]時代の闇と誾の時代「修羅の刻」19巻
戦国時代で本多忠勝と並び称された西国無双・立花統虎。
その武勇もさることながら、大名としての経歴も異例で、
他に例を見ないほどに人望があった武将に対して、
不破圓明流初代となる不破虎彦が挑む…
この19巻は虎彦が主人公なので副題が不破圓明流外伝なんですよね。
ただ、あとがきでも書かれていたように、
この物語は虎彦が主人公というよりも、
誾千代が主人公の物語なような気がします。
狛彦に負けた虎彦が、二度と負けないように、
丸目蔵人とやり、立花統虎と戦うも、それでも不安が晴れないのを、
子孫に託せ、と誾千代が諭したところとか、
男勝りな伝承が残る誾千代らしいな、と思いました。
それと修羅の刻シリーズでいつも言えることですが、
誾千代が別居した史実、立花統虎が何度も改名した史実、
それぞれに対して不破虎彦というピースをハメることで、
カチリと完成する妙は相変わらず気持ちよかったです。
それにしてもこの不破圓明流外伝は続いたりするのでしょうか?
これはこれで読んでみたいところですが…
闇の仕事が多くなりそうだから、
ちょっとダークな雰囲気になりそうだし無理かもしれない。
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