■[漫画]想いよ届け、次元を超えて…「2.5次元の誘惑」7巻
2.5次元の誘惑7巻
出版社:集英社
作者名:橋本悠
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10年会っていない漫画家の父に見付けてもらう為にコスプレで有名になりたい。
そんなアリアの願いを知ったリリサたちは夏コミに向けて天使空挺隊のコスをすることに。
しかし天使空挺隊は4人なので一人足りない…
そんな時にミリエラ役をやってくれそうなミカリンが再登場して…!
ミカリン、お久しぶりの登場です!
奥村ラブなのになんで積極的に顔を出さないのか疑問でしたが、
コスプレが出来る雰囲気を作るために奮闘してたんですね…!
奥村が最優先だけど、事務所とファンにも気遣いができるとかええ子やで…
そんな奥村至上主義なミカリンを間近で見て、
恋愛に結びつけるアリアちゃんは普通のギャルだし、
幼馴染み萌えしか感じないノノアはオタクだなぁ、と思いましたw
ちなみに巻末描き下ろし漫画もミカリン尽くしでしたね。
いやはや、奥村を落とすためなら余念が無いミカリンは可愛すぎですよ。
しかも毎年バレンタインでは高級チョコを渡していたみたいだし、
本当にずっと奥村のことを想っていたんだなぁ、と伝わってきます。
コスプレというものを学習したミカリンは恋愛的な意味で強いので、
リリサが自分の恋心に気付く前に正妻の座を勝ち取れるかどうか…
そこが今後のラブコメ展開の肝になってきますね…!
さて、ミカリンの可愛さを存分に語れたのでそれ以外のことを語りますが、
今回はわりと身につまされるというか、リアリティがある内容でしたね。
奥村が気付いたアリアの父、キサキ氏の真実ですが、
PNを変えて人気作を描く、というのはジャンプ界隈でもよくありますよね。
ガモウひろし=大場つぐみなんてとても有名ですよね。
そしてこの作品の作者の橋本悠さんもその一人だと言われているわけですよ。
それだけに打ち切り作家の絶望と、一人だけでもファンがいてくれることの希望は、
とてもリアリティをもって伝わってきます。
そんな絶望を知っているからこそ自己評価は低いんでしょう。
そしてそんな人だからこそ、奥村の想いが伝わって欲しいと思うのです。
私には奥村の気持ちがよくわかるなぁ。
20年近くこんなWebサイトを運営しているのも、
「あなたの作品が好き」という想いが原動力になっているんだもの。
奥村は手書きのファンレターを書き、
リリサはコスプレをする。
ただ、手段の違いなだけなんですよね…
そして夏コミでのコスプレです。(この世界では新型コロナが発生していないので夏コミが開催)
仲間でありライバルである数多のコスプレイヤーたちを前に、
熱血スポ根みたいな感じでコスプレをすることになるんですが…
夏コミって行ったらわかるけど、晴れてたらマジで暑いんですよね…
それだけにちゃんと熱中症対策をしているあたりは、
まゆら様も先輩として顧問として優秀だと思います。
ですが、合わせでのポーズの問題とか細かいところまではサポート出来なかったんですね。
これは、恐らくまゆら様は合わせで苦労したことがないんでしょうね…
相方のエリが何も言わずに合わせてたんだろうなぁ…
でも、初日は失敗して二日目にリベンジするのは少年漫画らしいですよね。
ダイの大冒険でも初見の敵には敗北し、二戦目で勝つことが多かったですし。
どこまでも背負おうとしてしまうリリサを叱咤し、
一人で抱え込まずに巻き込んで欲しいと言うノノアもマジで少年漫画でしたね…!
ぼっちだったノノアがここまで成長するとは…!
6巻に引き続いてノノアの成長がめざましいですね…
そして、合わせのクオリティを上げて臨んだ2日目で、
本気でコスプレを楽しむリリサは最高に輝いてましたね…!
一人じゃない…
仲間と一緒に漫画の世界を作りあげている…
これがコスプレなんだなぁ…
そんな想いがついに作者に届いたシーンはグッときましたね。
そしてこちらでも仲間たちに支えられて走り出してて、
こちらはこちらで熱いわけですよ…!
次巻では奥村が激アツなので早く読みたいです!
絶対に面白いぞ!
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