■[漫画]谷川史子最新作「P.S.アイラブユー」
P.S.アイラブユー (クイーンズコミックス)
著者/訳者:谷川 史子
出版社:集英社( 2009-09-18 )
定価:¥ 440
Amazon価格:¥ 440
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4088655559
ISBN-13 : 9784088655550
「くらしのいずみ」から谷川史子さんの作品を知った私が言うのも烏滸がましいですが、
谷川史子さんの作品って、どれも読んでて心にじんわりと染み入ってくるんですよねぇ…
疲れた時に読んで癒して貰ったり、落ち込んだ時に読んで元気を貰ったりと、
いつも、いつまででも傍に置いて、読んでいたい気にさせてくれる作品なんですよ。
今回は表題作「P.S.アイラブユー」前後編と、彗星が近付く時を描いた短編連作「Room201」
「P.S.アイラブユー」は仕事を生き甲斐にした独語翻訳家の33歳独身の才媛、伊勢一三子と、
小学三年生の草市くんが夏休みの図書館で出会って、心を通わせた物語。
自分が仕事を好きで、それを選んで生きてきた一三子さんが誰かを愛しいと思い、
子供だった草市くんが誰かを思って泣き、真っ直ぐ歩いて行く姿を見ていると、
春の日差しのように日々の生活を暖めてくれるようです。
そして「Room201」は3編があるのですが、どれも彗星以外は関連性はなく、
作家の彼女と太っ腹な彼氏、若手俳優の彼氏と彼女が置いていった犬、
そして娘と夫がいる40歳の主婦の話でそれぞれ方向性は違うけど、
どの作品もが心の中にじんわりと染み込んでくる面白さがあるんですよねぇ…
いやー、やっぱり谷川史子さんの作品は良いわー
これぞ恋愛って感じの作品ばかりだけじゃないんだけど、好きなんですよね。
ずっと読んでいきたい作品です。
後書き漫画を読む限り、作品作りはいつも大変みたいですけど、
末永く頑張って欲しいです。
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