■[雑記]「シン・エヴァンゲリオン劇場版」感想(ネタバレ有り)
— フラン (@furan_skin) March 7, 2021
以下ぐだぐだと思いついたままに感想を書いていますが、
ネタバレ有るので自己責任でお読みください。
一応格納してますが、twitterや検索で直接飛んできた人のために要スクロールにしておきます。
LAS派敗北!
20年前に数多読んだエヴァSSの中に、ケンスケとアスカが結ばれるSS書いてる人居たけど、
当時は「そんなのありえねーだろ! 絶対LASだし!」と思ったもんですが、
まさか公式がこういう答えを出してくるとは…
当時のSS作者さん、すみませんでしたー!
閑話休題。
提供のマークが消える前にマリの鼻歌で始まって驚きましたが、
パリのシーンは観たことあるなぁ、と思ったらパリで先行上映されている箇所でしたね。
そりゃデジャヴるわけだわ。
というかナディアといい、庵野監督は本当にパリが好きですよね…
アスカはヴンダーに拾って貰うもんだと思ってましたが、まさかケンスケとは…!
というか、トウジ、生きとったんかワレェ!?
Qの時に遺品のような制服が出たから死んでしまったもんだと…
しかもヒカリと結婚して娘まで生まれてるとは…
トウジ×ヒカリの同人誌を出してた二次創作作家の友人、喜んでるだろうなぁ…w
トウジが優しいのはTV版の時からそうでしたが、ケンスケが大人になってたのに驚きましたね。
TV版の時はミリオタの友達だったけど終盤でシンジに嫉妬してたイメージが強かっただけに、
その変化にケンスケの14年の人生の重みを感じましたね。
ケンスケの父もそうですが、それ以外にも大切な人との別れを繰り返してきたんだろうな、と。
少しずつ大人になり、そこがアスカには心地良かったんだろうな、と。
シンジがどこまでも落ち込んでいるけど、ヤキモキしてた昔と違って同情心の方が強かったですね。
命懸けで助けたと思った命が助けられておらず、むしろ人類の大多数を死に追いやって、
リセットの機会を得たと思ったら親友が目の前で死ぬとかどんな罰ゲームだよ。
そりゃショックで心神喪失するよ。
アスカがイライラする気持ちもわかるけど、
この時のシンジに必要なのは一人になる時間と優しさと愛だよ。
やっぱりケンスケはわかってる。
ケンスケから見てシンジはかつての自分なのかもしれない。
やはりケンスケは大人になってるよ…
別レイは綾波ではないんだけど、やはり綾波シリーズで。
別レイにしか出せない色を出せるようになってきたと思った矢先のアレで…
本当に容赦ないな、このエヴァって…
そしてヴンダーの最終決戦。
アニメーションは流石の一言だった。
まるでVRで観ているかのような臨場感だった。
実際にVRで観たら酔う自信があるくらいだった。
加持さんがニアサーを防ぐのに重要な役回りを果たしたみたいだけど、
詳細が描かれてなかったのは残念だけど、まぁ、仕方ない… のかなぁ…?
ないとは思うけど、スピンオフとかの可能性も…
いや、やっぱりないかな…
でもラストの渚司令とか、加持さんで気になるところが多すぎるんだよなぁ…w
ミサトさんはちゃんとヴンダーの艦長であり、シンジくんの上司だったんだな、って。
Qの時のミサトさんの声の演技からはそういった想いが汲み取れなかったんだけど、
パンフレット読むと、三石琴乃さんもそこらへんを知らされてなかったみたいだし当然かな…
今考えるとDSSチョーカーを起爆できなかった葛藤とかから少しだけ窺えるけど…
とはいえ、声の演技の方を信用しちゃったからQの時に勘違いしたのも仕方ない気もする…
正直、一度観ただけではゲンドウの人類保管計画とか理解しきれてないので、
早くブルーレイとかでじっくり見たいし、他人のエヴァ考察とかガッツリ読みたいですね。
そりゃもう25年前と同じように。
でも、ゲンドウの動機というか核の部分はTV版の時からブレてないのには安心しました。
本当にユイのことを愛していたんだな、ゲンドウ…
ゲンドウ以外も大切な人を亡くしてるんですよ。
シンジにとってレイ、ミサトさんにとって加持さん、サクラにとっておとん。
でも、ゲンドウ以外は周りの優しさと愛で傷付きながら立ち直ったのに、
ゲンドウだけが全人類を巻き込んででも諦められないとか、ユイへの愛が重すぎる…!
ゲンドウとシンジの戦いはとてもチープに感じられたけど、
とても実写っぽいな、とは思いました。
まぁ、シンジの心象風景だからチープなのは狙った結果なんでしょうけどね。
まさかビルがそのままスライドするとは…
チープといえば冬月の声がスピーカーっぽい聞こえ方だったんだけど…
あれは観た劇場のせいなのか、そういう演出なのか…
演出だったらその意図はなんなんだろう…
気になる…
今回の終わり方は旧劇や貞本版を彷彿とされる要素もあったけど、
少なくとも旧劇よりはだいぶ幸せと希望を感じさせてくれましたね。
その時にシンジの隣りに居るのがマリだったのには驚かされましたが、
シンジの声が変わっているのが一番驚きましたね。
声変わりして、成長している、という暗喩なんでしょうが…
配役は神木隆之介くんですかね、やっぱり?
瀧くん…
しかし、これで本当に完結か…
タイトルの音楽の反復記号が気になるところです。
おそらくこれ以上はないとは思います。
文字通り四半世紀の長きに渡った作品でしたし、
私を含めて多くのオタクの人生の大半がエヴァと共に在ったでしょう。
これ以上、自分の人生に多大に長時間影響を与える作品はないと思います。
庵野総監督には色々と言いたいことはありますが、
感謝の念が一番大きいですね。
庵野総監督、ありがとうございました。
そして、すべてのエヴァオタ達におめでとう。
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