■[漫画]突如読者の脳内に溢れ出した存在しない記憶「イマジナリー」1巻
イマジナリー1巻
出版社:白泉社
作者名:幾花にいろ
作者twitter:幾花にいろさん(@ikuhananiro) / Twitter
紙書籍通販:イマジナリー (1)
DMM電子書籍:イマジナリー (1)
都会の大学に進学した真依香と田舎な地元に残った佑は幼馴染み。
女の子と仲良くするのはダサいと思ってた子供の頃は、
バレンタインのチョコを貰ってもツンケンしてたけれど、
今となっては気になるあの子。
若さ故の過ちに後悔しつつも、自分から一歩を踏み出すことができない…
そんな佑を見ていると自分の中のノスタル爺が暴れるわけですよ。
「抱けー! 抱けー!」とか「メールしろー! メールしろー!」とかね。
これはそんな、読者のノスタル爺を刺激しまくる物語です。
二人の恋模様が牛歩もびっくりするくらいにスローペースなんですよ。
どちらかが肉食系だったら一気に物語が進むんでしょうが、
二人とも今風というか、ガツガツしないといか。
探り探りで進んでいる上に遠距離だから、これがもう全然進展しないわけですよ。
幾花にいろさん、エロ漫画だとサクサクとヤっちゃってるのに…!w
進展が遅いのにも理由があって、メインの二人だけで物語が進展していくわけではなく、
それぞれの友達との日常も描かれている群像劇になっているんですよね。
真依香は大学の友達3人と色々と遊びに行きつつ、
佑のことを聞かれてウザく思いつつも楽しく過ごしてて。
そして佑は男友達と馬鹿なことを話しつつ、気になる女の子の話をしてるんだけど、
その友達の一人が見事なまでに非モテの思考回路を発露しているわけで…
わかる… わかるぞぉ…!
言わなくてもYESかNOのサインを読み取れとか、
現国の問題よりも数段厄介な上に個々人によって答えが違う上に、
練習問題でミスったら容赦なくダメ出しされて死ぬという地獄。
しかも、ハラスメント認定されて二重に死ぬリスクもあるという…!
まぁ、非モテとの話し合いで進展するわけもなく…
これは佑と真依香の二人はこのままスローペースな気がメチャクチャしますね!
じっくり5巻くらい掛けても当然のように思えるけれど、
これ、余裕で10年くらい掛かるという可能性でもあるわけで…
出来れば3巻くらいで少しくらいの進展を見せてくれると嬉しいな…!
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