本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!

:: 2021/4/25 日曜日::

■[漫画]新しい側仕えと新しい本作り「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部」5巻

将来的に貴族と関わることが確定しているマインは、
神官長に言われて教養を身に付けるためにヴィルマとロジーナを側仕えにすることに。
しかしロジーナはかつて仕えたクリスティーネ様と同じ感覚でいるために、
他の側仕えたちと衝突を起こしてしまい…

ロジーナの気持ちもわかるんですよ。
仕事でも部署が変わっても前の職場の常識で動いてしまうことがあるので、
そのせいで常識と常識がコンフリクトを起こしてしまうんですよね。
マインも神殿の常識と下町の常識が違って戸惑っていたし、
何なら下町の常識と前世の常識が違いすぎて困ってましたし…
だからこそマインもロジーナに最大限配慮してくれていたわけで良い上司をしてると思います。
あと、ロジーナにはヴィルマという元同僚が居てくれたのが良かったんでしょうね。

そして後半からはルッツと一緒のモノ作り編ですね。
第三部以降は貴族編となるためモノ作りがある第二部は希少なんですよね。
私は第二部までのモノ作り編も結構好きだっただけに寂しかったんですが、
コミカライズで新たに読むことが出来て、旧友と再会したような嬉しさがあります。

新しく産まれてくる弟妹のために頑張るマインが可愛いんですよね。

そして暴走するマインをなだめるルッツというコンビがとても尊いわけです。
前世の知識があるとはいえ試行錯誤はあるわけで、
失敗しても諦めず、その場で出来ることを二人で創意工夫していくが楽しいんですよね。
とはいえ、自分の絵が拙い版画になってガッカリするヴィルマを見るのはツラかったですが…
あれは切なかったけど、必要な表情でした…
本当に切なかったけど…

そしてそんな暴走するマインの裏でトゥーリがどう思っていたのかを知ることができる巻末短編ですが、
これがまた良かったですね。
下町の常識から考えると確かにマインは不義理すぎですが、
エーファママがマインのことを想ってくれていることが分かるだけでなく、
トゥーリの愛情も知ることができてとても良かったです。
やはりコミカライズ版の短編も最高だなぁ…

本編おマインは神官長に問い詰められて戦々恐々なところで終わっているので、
単行本派の人はソワソワしてると思います。
我慢できない人はニコニコ静画で最新話を読むなり、
原作を読むなりすることをお勧めしますよ!

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