■[漫画]勝ちへの執念「龍と苺」8巻
竜王戦6組決勝へと駒を進めた苺ちゃんだけど、
相手は奨励会で戦友たちが去って行く背中を長年見送ってきた男、高地。
棋力では前回戦った神崎の方が上だけど、
高地は意地とプロのプライド、そして執念が勝っていて…!?
まぁね、高地の過去回想が始まった瞬間に苺ちゃんの勝ちを確信しましたよ。
今までのパターンからして、過去回想が入った方が負けるんですよね。
長年ミハルさんの漫画を読んでいる私にはお見通しなわけですよ!
しかし、長年の艱難辛苦の果てに手に入れたプロ棋士という肩書きを、
容赦なく粉砕していく苺ちゃんマジパネェっす!
高地くんも過去回想で友情と努力が伝わってきたんだけどねぇ…
苺ちゃんが天才すぎたのが運の尽きなんだよね…
そして遂に始まる竜王戦トーナメントですが、
将棋に詳しくない私みたいな人間は苺ちゃんと同じ驚きを得るわけです。
暗黒武術会かな?
と思ってしまうほどに極端なトーナメントですが、
現実の竜王戦もほぼ同じなんですよね…(参考:第35期竜王戦 決勝トーナメント・七番勝負)
一般人には知られていないトーナメントをコメディに昇華するとか、
ミハルさんは漫画が上手いな…w
そしてトーナメント初戦で格上棋士と当たる苺ちゃんですが、
大ピンチからの起死回生で五分にまでもつれ込むのは流石でしたね。
更に驚かされたのは形勢不利の終盤になってからの展開ですよ。
どこまでも勝ちを諦めない執念深さと、
相手のミスを誘うために形振り構わなさが凄い。
長年の経験とかそういうのも全然ないはずなのに、
どこからこういった手段を思いつくのか…
これもまた、執念の成せる技なのか、才能の成せる技なのか…
本当に苺ちゃんはパネェっす!
しかし、それ以上に驚いたのは次の対戦相手のところに出稽古に行くことかな…w
本当に苺ちゃんはタブーとか礼儀とかコンプラとか気にしないな!
だが、それが良い。
次巻も楽しみです。
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